よかな庵の掲示板−過去ログ7 (No.390-452) もどる


変奏と装飾 投稿者:なかだ  投稿日: 4月29日(火)20時48分50秒

確かにショパンは「変奏曲」の名人ではなくて「変奏」の名人ですね。
暇人さんの分析はおもしろい。なるほどいわゆる変奏曲の形式で
盛り上がりをつくるのは難しいし、ショパンの大抵の曲はそれにそぐわ
ないですね。ベートーヴェンやブラームスなどの「性格的変奏曲」といわ
れるようなタイプの曲の作り方はショパンはあまり得意ではないようです。

ショパンの場合、変奏は装飾からの発展なのかもしれません。メロディ
を繰り返すときに、いかにそれを装飾するか。協奏曲2番の第2楽章は
彼が若干19歳の時の曲ですけど、完璧な装飾=変奏の技法を示してま
すね。テーマを繰り返すたびに、これでもかというぐらいに素晴らしく
華麗に旋律を飾り立てる。
彼はテーマが再現されるときに初めのまま繰り返すというのをかなり
意識して避けていますね。

これがバラード4番なんかになるともはや装飾の域を完全に超えてます。
あの曲は変奏曲と称してもよいぐらいの徹底した変奏を施されているに
もかかわらず、ソナタ的な構成をちゃんと持ってるし、素晴らしい盛り
上がりもある。第2主題の最初の提示のひそやかな、秘めやかなトーン
から、誰があの同じ主題が再現する時の輝かしいファンファーレのような
響きを想像できるだろう。そしてその輝かしさが徐々に短調に帰って
来るところの素晴らしさ。そのままコーダにはいるのではなく、神秘の
世界にしばしたたずむところ。このあたりはもはやロマン派を完全に越えて
ますね。不思議な世界です。
ただ、この先のコーダ。素晴らしいのですけれど、演奏が……
私にはどうしても克服できない技術的課題ですねえ。


ショパンの変奏 投稿者:暇人  投稿日: 4月29日(火)10時41分35秒

引越し記念(?)書き込みです。

> ショパンって変奏の名人だと思うんだけど、どんなもんでしょ。
> いや、「変奏曲」とかそういった枠内でなく
> もっと広い意味でですけど。

そう、ショパンの変奏の作り方って本当にうまいと思いますけど、面白い
ことに、「変奏曲」という名前がついている曲はあまり成功しているとは
言えないのですよね。それに対して、幻想ポロネーズとかバラード第4番
とか、最近話の出たノクターン9−3とか、変奏の要素を使いながらも、
別の形式で作曲しているほうがうまくいっている。
ショパンの曲って、曲の中にすごく盛り上がるところがあって、それが
ドラマを感じさせてくれることが多いのですが、単純な変奏曲の場合、
そういった、曲の山場というのを作りにくいのが原因なのかと思います。
変奏曲といっても、晩年に作った子守歌の場合、形式的には完全に変奏曲
ですが、あの曲はドラマチックな盛り上がりというものを最初から狙って
いないから成功したんでしょうけど。

ところで、シューマンの交響的練習曲というのもどんな曲だか思い出せなくて、
これも久々に聴いてみました。曲全体としてはあまり印象に残らないのですが、
あの最終曲は確かに面白いですね。コーダへつなぐところで突然和声が変化
するところなんかも面白い。


じゃず 投稿者:なかだ  投稿日: 4月28日(月)02時35分49秒

よかな庵さん:
>A'のところの和声進行も65-66小節のとこ

思わずにやり、です。maj7とか、m+7といった和音とそのつなぎですねえ。
私もこの曲や作品9−3を聴くとジャズやポップスの香りをききますね。

>もしショパンがジャズを知ってたらどんな曲を作ったか

ところがところが、私がこの時代にショパンよりさらにジャズ的だなと思うのは
シューマンだったりするからおもしろい。
あのやぼったい「ポエム君((C)なついさん)」のどこがジャズなんじゃ、と
思う方、交響的練習曲の最後の曲に何度か現れるブルーノートがあるじゃないですか。
あそこ、伴奏となるベースの進行まで本当にジャズです。20世紀以前に作られた最も
ジャズ的な響きの曲じゃないかしら。ただ、これは全くの偶然でしょうね。
あの曲を聴いてると、なんだかこの突然現れるジャズに妙に違和感を覚えます。

他にもピアノ協奏曲の終楽章の最後のほうで、突然ワルツっぽくなるところが
ありますが、あそこの進行も非常にポップス的。maj7の和音もそうだし、長調の進行
を短調に変えて繰り返すセンチメンタルでメランコリックなところなどもそう。


いろいろ 投稿者:よかな庵  投稿日: 4月27日(日)03時31分41秒

あ、私今までOp.9って1832-33頃の作曲だと
漠然と思っていた(?)んだけど、
1830-31だったのネ(汗)
なんか納得。
いやなに、私の場合、なんとなく協奏曲を
思いおこさせるんですよ、Op.9-3を聴くと。
微妙な節まわしや、和声進行とか
臆面もない(?)ロマンティシズムとか…。

それが1832年ともなると、もう既に
「演奏会用アレグロ」の世界になってしまうんですねぇ、はは。
いや、まぁある意味ではこれも好きですけどね。

--

> こうしたつなぎの凝り方で最も複雑で大胆な傑作がノクターン48−1、

この曲、本当にすばらしいと思います。
ショパンって変奏の名人だと思うんだけど、どんなもんでしょ。
いや、「変奏曲」とかそういった枠内でなく
もっと広い意味でですけど。

あと、A'のところの和声進行も65-66小節のとこなんか
1841年とは思えないほど、洒落てますよね。

ふと考えるんですけど、もしショパンが
ジャズを知ってたらどんな曲を作ったかと
思うと…なんかとても口惜しいです。そうでないのが(^^)

--

ちなみに、上に書いた「変奏」の一番の傑作といったら
「Polonaise-fantaisie」に尽きると思います。
この曲に惚れて15年、ショパンとも長いつきあいになりますワ。
なんか最近、トシをとるのが怖い(苦笑)
あの曲やあの曲を書いたときのショパンの年齢を過ぎていくかと思うと…。

> 実は、今の私、丁度ショパンが死んだ年齢なんです。いつお迎えが来るかと恐怖
> におののく毎日でしてねえ。

(↑怪しい過去ログより)
なかださんのこの気持ち、よく分かるような気がします(^^;;)

--

ところで、いかじゅうさんの編曲、ちょっと進めてみました。
なんかどこかで見たような譜面ですけれど^^;
MIDIはまだできてません…。
(15:46追加 MIDIできました。なんか怪しいですねぇ)

Noel_v0rev6.pdf(178KBytes)
Noel_v0rev6.mid(13KBytes)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


Re:作品9−3 投稿者:なかだ  投稿日: 4月23日(水)09時01分08秒

暇人さん:
>同じ旋律が何度か出てきて、それを最後に
>変形してコーダにつなげるのがうまいですよね。

そうですね。この曲なんて最高です。
あと、3部形式で書かれた曲で中間部から主部に復帰するところの
つなぎ処理なども抜群にうまい。ポロネーズ5番もそうだし、
その前の4番もうまい。4番の場合、復帰直後も中間部の一部の
フレーズをひきずっているんですよ。
あと、なんでもないようだけど、ノクターン32−2。ここの復帰も
音は最初とほとんど同じだけど、表情が全く違う。中間部の激情の
余韻を残してるんです。
こうしたつなぎの凝り方で最も複雑で大胆な傑作がノクターン48−1、
あの壮大なハ短調の曲だと思います。この曲はメロディは3部形式だ
けど、リズムは2部形式という二重構造をしてる。メロディは
A-B-A'で、両端はハ短調で中間部はハ長調。ところがリズム的には
AとBの途中までが四分音符中心の「静」の部分ですが、Bの途中から
だんだん3連符中心の「動」に推移して、結局そのまま怒涛の3連符
の洪水のA'に雰囲気も連続してなだれ込みます。

この曲の「怒涛の3連符」での締めくくり、という構図はスクリャービン
のソナタ4,5番だとか、ラフマニノフなどにももろに影響してると思います。


Re:作品9−3 投稿者:暇人  投稿日: 4月22日(火)22時48分54秒

私もこの曲は作品9の中で一番好きです。こんないい曲がどうしてあまり
取り上げられないのか、以前から不思議に思っていましたが・・・。
旋律も美しいし、中間部の激しさもなかなかだし、コーダも素晴らしいと
思います。ショパンの曲って、同じ旋律が何度か出てきて、それを最後に
変形してコーダにつなげるのがうまいですよね。この曲もそうだし、
ワルツの第2番とか、ポロネーズの第5番とか、他にもたくさんあったと
思います。作曲のテクニックとしてはそんな珍しいものじゃないけど、
ショパンの場合、持って行き方がうまいなーというのはつくづく思います。

> ところで、逆ターン(というか何というかは知りませんが)
> って、普通のターンと対照的に、冗談っぽいイメージを
> 感じてしまうんですけど、なんででしょうね。同じターンなのに。

言われてみたら確かにそんな感じがしますね。ただ、逆ターンを使って
いる曲ってあまり思いつかないので、実際のところ、どんな効果が出るのか
よくわからないのですけど。


作品9−3 投稿者:なかだ  投稿日: 4月22日(火)09時20分58秒

これはもう名曲でしょう。
主部のロ長調の次に出てくる嬰ヘ長調の部分が甘くせつなく素晴らしい。
「ミファソードーラソーファー、ファーミレドシドレファソレミー……」
次にこのメロディを少し変形させて短調にして嬰ニ短調ですぐ繰り返す。
いいですねえ。
この部分はもう1回出てきますが、そこではさらに微妙な装飾が施されてます。
特に嬰ニ短調の部分のすすり泣きのような下降ポルタメント、まさに声楽的
な音型です。
ここらへんの和声進行も、甘く切なくポピュラー音楽的。


ドレドシド/ドシドレド 投稿者:よかな庵  投稿日: 4月21日(月)22時38分29秒

私もよくわかりませんけど(苦笑)、
まぁ、愛とか恋とか性とか…つまりえろい(笑)方面ですよ。
でも、ショパンはあの曲をそういうつもりで書いたとは
思わないですけどね。

佐藤泰一さんは、たしかOp.9-3のほうを
隠れた名曲と書いていた…ような気がする(今ちょっとあの本
手元にないので記憶が怪しげ)のですが、私もそう思いますねぇ。
というかOp.9の中でメインの楽章(?)はこっちなのではないかと。

ところで、逆ターン(というか何というかは知りませんが)
って、普通のターンと対照的に、冗談っぽいイメージを
感じてしまうんですけど、なんででしょうね。同じターンなのに。

それとも、そう感じるのって私だけ?

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


Re:た〜ん 投稿者:なかだ  投稿日: 4月21日(月)08時08分07秒

「そっち方面」というのがよくわかりませんが、浄夜のターン音型の直接のルーツは
ワーグナーでしょうね。タンホイザーだとかトリスタンとイゾルデに頻繁に出てきます。
特に「イゾルデの愛の死」のターンの使い方は曲の雰囲気も手伝って浄夜にそっくり。
じゃあそのワーグナーのターンのさらなるルーツはショパンなのかもしれませんが、
どうかな、あまり関係なさそうな。


た〜ん 投稿者:よかな庵  投稿日: 4月16日(水)00時41分01秒

> 私にはこの曲はえろく聞こえません。濃密な後期ロマン派の書法ですけど、

たしかに私もスクリャビンに話をもってきたいがためだけに
話を持ち出した気配も…。
シェーンベルク・ベルク・ヴェーベルンとかそのへんの作曲家は
ほとんど知らないし、興味もあまりないかも。というかよくわかりません(汗)

ところで、この曲にやたらとでてくるターンの音形
(ドレドシド)が「そっち方面」(?)の表現につかわれるようになった
ルーツって、やっぱり例のショパンの夜想曲Op.9-2なんですかねぇ?

ちなみに、話は戻りますが佐藤泰一さんの「ショパン名曲名盤」は持ってます。
たしかオヤジギャグのひとですよね。(ん?)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


浄夜 投稿者:なかだ  投稿日: 4月15日(火)10時28分39秒

そうそう、シェーンベルクの浄夜についてコメントするのを忘れてた。

私にはこの曲はえろく聞こえません。濃密な後期ロマン派の書法ですけど、
むしろ寂しさというか侘しさというか、そんなものを感じます。
シェーンベルクはこのあたりの曲が一番好きで、無調・12音と進むに
従って私はあまり好きでなくなります。もっともその時代のシェーンベルク
の曲を語るほどきいたことがありません。弟子のウェーベルンやベルクの
曲のほうが好きです。
まあ、シェーンベルクについては、あれだけの濃密な曲を書ける才能を
惜しげもなく捨てちゃうというのはすごいと思うけど。

暇人さん:
>この曲って、そういう内容の話を元にしているんでしたっけ?

よく覚えてませんが、不義の子を身ごもって堕胎するとか産むとか、
そんなストーリーが背後になかったでしたっけ?


難しそうな曲が多いですが 投稿者:暇人  投稿日: 4月14日(月)22時20分19秒

>「浄夜」が入ってるんだけど…
>
>…えろいですねぇ(笑)

この曲って、そういう内容の話を元にしているんでしたっけ?ただ
困ったことに、私はこの曲を3回くらいしか聴いたことがないので、
どんな曲だか思い出せないのです。あとで聴き直してみようかな。

ベルクの抒情組曲も、この前、MDを引っ張り出してきて久々に聴いて
みたのですが、慣れないせいか、どうもピンと来ません。

スクリャービンのピアノ曲は、曲によっては結構好きです。ソナタの
第5番って、スクリャービンらしい「いっちゃった」感じがするし、
でも、「ついていけない」というほどではないし、だから人気が
あるのかな。第4番とか幻想曲は、結構いい曲だと思いますけど、
ショパンを少し飛び出した程度だと思うので、スクリャービンらしさを
求める人には多少物足りないかも。第8番とか第9番(の後半)は、
私は割と好きですが、ついていけないという人も多いでしょうね。
第6、7、10番になると、私自身がついていけません。


スクリャービン 投稿者:なかだ  投稿日: 4月14日(月)12時51分29秒

>えろいといえば、スクリャビンですが

うんうん

>一般的には、法悦の詩−ピアノソナタ5番のライン(?)が
>そういうことになってるのかなぁ。

曲名がPoem of Ecstasy ですからねえ。ヴァイオリンのトレモロがなまめかしい
音型をこれでもか〜とつきつけたり、トランペットの半音下降の連続なんかが
いやらしいです。

>私としては、ソナタ10番のほうがよっぽど…。

どこかに書きましたけど、スクリャービン自身がこのソナタの再現部の前の
とてつもなくへんてこなトレモロの連続のところを「昆虫の交尾を表現した」
と言ってます。ああ、いやらし。

>ところで、#2の1楽章とか#4の1楽章の書法、
>私の性格からして、憧れてしまいますね。(判る?^^)

ええ、もちろん。

あ、それから5度圏を延々と下降していく書法ですが、ベートーヴェンの
コンチェルトの1番にそれ的な部分がありました。先日テレビで見ていて
はっとしました。


何故かスクリャビン 投稿者:よかな庵  投稿日: 4月13日(日)03時28分44秒

> しかし、よかな庵さん、ベルクなんかも聴くんですか?
> 私はヴァイオリン協奏曲が好きだなあ。ピアノソナタはいまいち。

といっても、抒情組曲とヴァイオリン協奏曲とピアノソナタしか知らんけど^^;
ヴァイオリン協奏曲はよいですね。ところで、同じCDにシェーンベルクの
「浄夜」が入ってるんだけど…

…えろいですねぇ(笑)

えろいといえば、スクリャビンですが(何故に!?)
えーとどうなんでしょうか、
一般的には、法悦の詩−ピアノソナタ5番のライン(?)が
そういうことになってるのかなぁ。
私としては、ソナタ10番のほうがよっぽど…。

ちなみに、こんな感じ(適当)
#1 …葬送ソナタ
#2 …月光ソナタ
#3 …マトモなソナタ
幻想曲…ソナタ3.2番くらい(?)
#4 …ヘンなソナタ
#5 …えろやばソナタ
#6 …やばソナタ
#10…えろソナタ

ところで、#2の1楽章とか#4の1楽章の書法、
私の性格からして、憧れてしまいますね。(判る?^^)

あと#7〜9はよく分からんですねぇ(みんな同じに聴こえる)
ま、神秘主義だか、なんとか哲学とかは
私には分からないし、どうでもいいです…
怪しげな和声と怪しげな書法と…えろさがあれば(^^;)

まだ書きたいことはありますが、またのちほど。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


悪魔ロベールの主題による…… 投稿者:なかだ  投稿日: 3月26日(水)11時48分06秒

暇人さん:
>最後の方、曲が終わる1分くらい前に出てくる、
>音が降下していくところがそれかなと思いまして

そうですね。ここの箇所はいわゆる減7の和音が半音下降してゆく
タイプで、わりと古くからある書法かもしれません。垂直な和音を伴わない
のでそうとは感じられないかもしれませんが、減7の分散和音が半音ずつ下降する
タイプとしてはバッハの平均率の第1巻のニ短調のプレリュードに例がありますし、
もっとはっきりとわかるのは同じくバッハのブランデンブルグ協奏曲第5番第1楽章
のチェンバロのカデンツァです。
このカデンツァ、時代を考えるとものすごく斬新な書法です。ショパンは
こんなところからもバッハから影響を受けていたのは間違いないと思います。

ショパンの場合、減7のかわりに属7が下降する場合が多く、こちらのほう
がより斬新な書法といえます。華麗なる変奏曲の場合はさらに別である
ことは先に書いたとおりです。


またまたマイナーな曲ですが 投稿者:暇人  投稿日: 3月25日(火)21時42分50秒

> 「マイアベーアの悪魔ロベールの主題による協奏的二重奏曲」

実は、ここ数日、この曲について書こうかと思っていました。規則的に
音がずれていくところが別の曲にないかいろいろ考えていて、この曲の
ことを思いつきました。最後の方、曲が終わる1分くらい前に出てくる、
音が降下していくところがそれかなと思いまして。でも、私はこの曲の
楽譜を持っていないので、本当に同じようなものかどうかわからなくて、
書くのを迷っていました。(あらためて聴き直してみましたが、やはり
ちょっと違うかな。)しかし、こんなマイナーな曲が、別のことで話題に
なるとは思ってもいませんでした(笑)。

> 私より数倍趣味が高じた人ですね。

なかださんも、本を出されたらどうでしょう?今まで書かれたものを全部
まとめたら、かなりのものになると思います。とはいっても、実際に本を
出すとなると、いろいろ犠牲が大きすぎますか。


「戦場のピアニスト」をめぐって 投稿者:なかだ  投稿日: 3月25日(火)11時37分28秒

アカデミー賞で3部門を受賞した「戦場のピアニスト」ですが、私自身まだ見ていない
のですが、いろいろとおもしろいことが。

まず、主題歌扱いされている嬰ハ短調の遺作のノクターン。この愛らしくもつつましやかな
曲がまさかこれほどメジャーになるとは。中間部のショパンの初稿での左手と右手の異なる
拍子、フー・ツォンの演奏を聴くと、酔っ払ってるみたいです。映画見てる人にはこの
曲そのもののエピソードなんて知る由も無いのだろうな。

次に主人公その人のシュピルマンというピアニスト。原作の訳者あとがきを見てびっくり
したのですが、なんとこの人自身の演奏したレコードを私以前から持っていることが判明。
曲がこれまたものすごいマニアックで、ショパンのピアノ三重奏曲、同じくショパンの
「マイアベーアの悪魔ロベールの主題による協奏的二重奏曲」の2曲のピアノパート。
いやあ、すごいでしょ。
これは共産主義体制だった時代のポーランドが国を挙げてつくったショパン全集の
レコードにはいっているものです。演奏者の主体はエキエル先生なんかで、バラード
やポロネーズはエキエル先生の演奏。そんな中、シュピルマンの担当といったらもう
珍曲だけで、彼は相当しいたげられていたのか、実力がそんなものだったのか。今
その演奏を聴こうにもLPなので聴くすべが無い。

次に原作本の訳者。佐藤泰一という人ですが、この人はマニアックな「ショパン・
ディスコロジー」という本の著者。CD登場前後までのショパンのレコードについて
徹底的に比較した本です。数年前にこいつの続編ともいえる「ショパン名曲名盤」
みたいな本が新書版で出てますね。そしてこの人の本職は新日鉄に勤める技術屋さん
だったのですが、その後富山県の工業試験場みたいなところの所長さんになった人。
スクリャービンの訳本もあります。私より数倍趣味が高じた人ですね。今回の
映画のおかげで趣味の分野でも相当の収入が見込めるのかな?

次に映画のサウンドトラックを担当したピアニストのオレイニチャク。この人は
生粋のポーランドのピアニストで、上の佐藤さんの「名曲名盤」でも取り上げられて
いる人。正統的なマズルカなんかを聴かせる人なのですが、なんと過去に映画で
ショパンその人を演じている俳優でもある。
ソフィー・マルソー(おお、なつかしい!)主演の「愛人日記」という作品です。
今回のシュピルマン役は吹き替えだったわけですが、オレイニチャクがシュピルマン
役をやってもよかったのかも。若い頃はそれこそ風貌も「ショパンの再来」なんて
いわれたらしい。その後登場したクリスティアン・ツィメルマンもそんな
こと言われてましたけど。


間違い 投稿者:なかだ  投稿日: 3月24日(月)18時41分31秒

抒情組曲の件ですが、曲名を取り違えていました。
ショパンの「華麗なる変奏曲」の例の部分の進行とそっくりなのは、
抒情組曲じゃなくってベルクの室内協奏曲でした。なかなかよい曲だと
思いますけど、あまり一般的じゃないかな。

しかし、よかな庵さん、ベルクなんかも聴くんですか?
私はヴァイオリン協奏曲が好きだなあ。ピアノソナタはいまいち。


ありがちかも 投稿者:よかな庵  投稿日: 3月16日(日)18時36分37秒

> アルバン・ベルクが「抒情組曲」でそっくりそのまま
> 引用してます。

うーん、「抒情組曲」改めて聴いてみたけど、
どこだかわかりませんでした。
私が持っているのは、弦楽オーケストラ版なので、
元の弦楽四重奏版のほうにあるのかな?

> 原理としてはそんなに難しくないと思うんですけど

確かに私もそう思いますねぇ。完全に決まりきったパターンですから。
私も変奏曲のMIDI作りやすかったです。
やっぱり(場所がわからないのではっきりとはいえませんけど)

> 「他人の空似」
でしょうね…。たぶん。

そういえば、私の昔の曲、エチュード(1989)やスケルツォ(1992)にも
似たような箇所がないでもないような…?
でもやっぱりちょっと違うかな…(よくわからん)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


Re:生ごみ 投稿者:なかだ  投稿日: 3月11日(火)18時28分44秒

よかな庵さん:
>Chopin12_205_213.mid

そうそう、これこれ。もうちょっとゆっくり弾いた方が感じが出るかもしれません。
この個所、100年近く後にアルバン・ベルクが「抒情組曲」でそっくりそのまま
引用してます。でも単に「他人の空似」かも。あ、こんなことどこの本にも書いてない
と思います。私の発見。

暇人さん>
了解しました。今度から暇人さんにします。


生ゴミ演奏 投稿者:よかな庵  投稿日: 3月11日(火)02時46分45秒

私の生…ゴミ…演奏、いやどうも下手糞ですんません。

> 私に似ているようです
うーん、なかださんが、まさかこんな下手なはずはないと思いますけど(^^;)
…くせ…って?(謎)私はごくフツーに弾いているつもりなんですけどねぇ(笑)

> 親近感を通り越して薄ら寒さを覚えます。
………

またこんなものを。
Chopin12_205_213.mid (1807Bytes)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


とてもわかりやすい説明で 投稿者:暇人  投稿日: 3月11日(火)00時24分28秒

私にもよく理解できました。こういうのって、探すと他にもいろいろ見つかり
そうですね。バラード第3番で後半の入り口あたり、右手のオクターブが
飛び跳ねているところ(という表現で正しい?)がありますけど、その少し
あとで、やはり規則的な形で少しずつ降下してくるところがありますが、
これもその一種でしょうか。華麗なる変奏曲に比べると、ちょっと複雑な
形になってますけど。(ん?ちょっと違う?自信なし)
しかし、原理としてはそんなに難しくないと思うんですけど、ショパン
以前にはこういう例ってあまりないんでしょうか。私はショパン以外は
あまり詳しくないので、よくわからないんですが。

全然関係ありませんが、暇人「さま」などと呼ばれると、体がかゆく
なります(^^;)。暇人「さん」で十分ですが・・・。


生演奏 投稿者:なかだ  投稿日: 3月10日(月)19時17分37秒

生演奏、拝聴させていただきました。

常々よかな庵さんとは音楽の嗜好が私に似ているなあと思ってはおりましたが、
どうやらピアノ演奏技術(技術レベルだけじゃなくて演奏のくせなんかも含めて)も
私に似ているようです(笑)。親近感を通り越して薄ら寒さを覚えます。


酔っ払いの意味 投稿者:なかだ  投稿日: 3月10日(月)18時55分14秒

暇人さま:
>同じような音型が繰り返されて、その音の高さが少しずつずれて
>いくようなところのこと

一番元の「なんじゃこりゃあ」やラヴェルの場合、1音ごとに調性が五度圏をめぐる
ように変化していくものです。でソプラノ声部が半音ずつあがるかさがるかしている。
これに一番近いのは「華麗なる変奏曲」の最後のほう(終わりから15小節目から
12小節目にかけて)で、ラヴェルそのままといってもいいくらいに斬新に響きます。
バスが4度上がるか5度上がるという動きを22拍も繰り返します。
ということは12回繰り返したところで元の調にもどる。
つまりその間に12のすべての調を通過しています。

ショパンの曲の中ではとてもマイナーなほうですけれど、こういうところにもっと注目
されてもいいと思うんだけどな。


やっと意味がわかりました 投稿者:暇人  投稿日: 3月 9日(日)22時49分43秒

要するに、同じような音型が繰り返されて、その音の高さが少しずつずれて
いくようなところのことですね。そういえばショパンは、確かにそういうのが
多いですね。「華麗なる変奏曲」も久々に聴いてみたのですけど、この曲って
そういうところが何ヶ所も出てきますが、言われるまで気付きませんでした。
でもショパンの場合、あまり酔っ払った感じはしませんが、音のずれ方が
規則的だからでしょうか。

ところで、「聖夜の晩餐」の生演奏を聴かせていただきました。ファイルを
ダウンロードする時、oggって何の拡張子だろう?と思ったのですが、噂の
(というほどでもないけど)Ogg Vorbisでしたか。しかしこの曲、MIDIより
生演奏のほうがずっと面白いです。人間が演奏したほうが、酔っ払った感じが
より強く出ますね。


やっぱり難曲です… 投稿者:よかな庵  投稿日: 3月 9日(日)21時46分16秒

> すごい生活してるなあ。

…わはは(^^;)

えーと「聖夜の晩餐」の生演奏、遊びで(汗)upしました。

20030308.ogg (903KBytes)

音が割れまくりで、演奏自体もミスタッチだらけの
冷や汗ものですが、私の演奏を聴いてみたいという
物好きな(^^;)かたはどうぞ。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


Re:きらきら 投稿者:なかだ  投稿日: 3月 9日(日)08時52分08秒

よかな庵さん>
そうそう、そこです。
私の投稿が午前1時半でよかな庵さんはそれからMIDIをつくって午前4時41分に投稿ですか。
すごい生活してるなあ。


きらきら 投稿者:よかな庵  投稿日: 3月 9日(日)04時41分48秒

ここのことですかねぇ。ちょっとMIDIつくってみました(^^;)

Chopin11_1_208_216.mid (1450Bytes)

うーん、あまり怪しく酔っ払っていないですけどね。
たしかに1830年当時でいえば十分怪しいのでしょうけれど
ラヴェルと比べてしまうとねぇ(笑)
そういえば、エチュードOp.10-4にも同じように
ベースがおんなじで半音づつ下降する箇所が
ありますね。

コンチェルトでいえば、2楽章のほうにもっと
「酔っ払い和声」にふさわしい箇所があったかも(?)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


ショパンのコンチェルト 投稿者:なかだ  投稿日: 3月 9日(日)01時33分56秒

暇人さま>
ショパンのコンチェルト1番の該当個所ですが、第2主題が出る直前です。
低音の弦楽器がずっとHの音を伸ばした上でピアノが同じ音型を半音ずつスライドさせて
下降してゆくところ。
低音が同じ音なので転調している感じはありませんけれど、きらきらした響きが印象的です。


酔っ払った曲ですか 投稿者:暇人  投稿日: 3月 8日(土)13時15分12秒

ショパンのマズルカには、確かにこういう変な雰囲気の曲が多いと思うの
ですけど、ピアノ協奏曲第1番の第1楽章って、そんな妙なところは
ないような気もするのですが・・・。しばらく考えていたのですけど、
どの辺のことだかわかりませんでした。(私はこの曲の楽譜を持っていない
ので、どの辺で転調しているとか、詳しいことはわからないのです。)
まあ、ショパンの曲って、いつの間にか半音だけずれているとか、聴く人に
意識させないで転調しているような例が結構あると思うので、そういう意味
では、どの曲もそういう不思議な面白さというのはあるのかもしれません。


調が酔っ払う 投稿者:なかだ  投稿日: 3月 4日(火)18時37分42秒

うまい表現ですな。まさにその通り。

>1曲目の53小節あたりからのことですよね。

さいです。
ラヴェルやこの「なんじゃこりゃ」ほどじゃないけど、こういった調が酔っ払うような
曲を最初に作ったのはやっぱりショパンかな。
マズルカには1番をはじめとして結構あるし、「華麗なる変奏曲」にもあったような。
コンチェルト1番の1楽章もそれに近いけど、あれはバスが同じ音を伸ばしてるから
ちょっと安定してます。


らう゛ぇる 投稿者:よかな庵  投稿日: 3月 2日(日)00時25分49秒

>なかださん

> 感想:なんじゃこりゃあ(笑)

うーん、よかな庵版聖夜の晩餐、正式な題名は
「なんじゃこりゃあなクリスマス 〜では、さようなら〜」
とでもしましょうか(爆)

> 楽譜を見ながら聴いてみました。

私の曲は最初から楽譜を見て聴いてはマズイと思います(^^;)
なんだか実際の音と譜面のギャップが激しいですからねぇ。

> いかじゅうさんのページを探してもよくわからなかったのですが……
「いかじゅうのおすすめ」と「献呈その2(No.58)」にあります。
でも、私のピアノ版は、いかさんの曲とは到底思えないほど、
よかな庵的怪しい色に染まってしまってますからねぇ(汗)

編曲というより、
いかさんの「聖夜の晩餐」と
私の「怪しいピアノ版聖夜の晩餐」って、ちょうど
私の「Song for Ikajyu」と
いかさんの「卒業式」のような関係になりますかね。

> ラヴェルの「優雅で感傷的なワルツ」みたいだし
はい、私もその通りだと思います(笑)
調が酔っ払ってますね(どういう表現じゃ!)
多分、なかださんの仰言るのも
1曲目の53小節あたりからのことですよね。

> 意味もなく
(笑)えーと、意味はですねぇ、調がここでも酔っ払ってるので
「嬰ハ短調じゃ嬰ハ短調じゃ嬰ハ短調じゃコラー」ってな感じで
最後に強調して、調の酔い覚ましをしておきたかったのですよ(笑)

> 電子ピアノにかけるとややペダルがききすぎ
どうもすんません。とりあえず、↓のようなファイル作ってみましたが
どんなもんでしょか?

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


 投稿者:よかな庵  投稿日: 3月 2日(日)00時00分53秒

>暇人さん
んー、私も難しい曲はひけないですよ。
ショパンでいうと、ワルツやノクターンが
精一杯といったところ。でもOp.42やOp.37-2なんかは
やっぱり難しくて上手くはひけないですね。
まぁ、バラードやエチュードの一部にも
「弾けた気分」?になれる曲はあるのですが、
はたから聴くと多分全然弾けてないのではないかと(苦笑)

ちなみに私の曲でいうと、最近の「Song for Ikajyu」「バラード」
「滅茶苦茶ワルツ」「難しい花」「怪しいピアノ版聖夜の晩餐」などは、
私自身にも、とても弾けたものではありません。難しすぎて。(笑)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


もいっちょ 投稿者:よかな庵  投稿日: 3月 1日(土)22時49分50秒

「なんじゃこりゃあ(笑)」78小節まで(12KB)
Noel_v0rev3.mid

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


とりあえず 投稿者:よかな庵  投稿日: 3月 1日(土)21時16分37秒

「Song for Ikajyu」ペダルなし版(同じ長さの音符に置き換え)(14KB)
sfi2000v3_no_ped.mid

「なんじゃこりゃあ(笑)」75〜78小節楽譜(続き)(9KB)
Noel_v0rev2_3.pdf

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


怪しいピアノ版聖夜の晩餐 投稿者:なかだ  投稿日: 2月25日(火)19時47分00秒

楽譜を見ながら聴いてみました。
感想:なんじゃこりゃあ(笑)

あいかわらずぶっとんだピアノ編曲ですね。いかじゅうさんの原曲がどんなのだったか、
いかじゅうさんのページを探してもよくわからなかったのですが……
こりゃ、わたしゃあひけない。
2ページめの19小節あたり、ラヴェルの「優雅で感傷的なワルツ」みたいだし、
圧巻は53小節めあたりからかな。特にまいったのは55小節めの頭の左手に意味もなく
出てくる「がががが〜んちゃちゃちゃちゃちゃ」の「ががが」の3連装飾音符!!

ところで名曲Song for Ikajyuですが、midiファイルをそのまま家の電子ピアノでならして
ます。たまたまパソコンからフロッピーに落としたらそのまま鳴らせることを発見。
同じフロッピーにはシフラ編曲剣の舞なんかもはいってて、それらといっしょに鳴らして
ます。よかな庵さんの曲はゴージャスなのですが、電子ピアノにかけるとややペダルがききすぎ
でごわんごわんしちゃうのが難点。


まあ、気楽にいきましょう 投稿者:暇人  投稿日: 2月23日(日)23時39分23秒

>いかじゅうさん

うーん、私はそんなにマニアックな話をしているつもりはなかったですけど、
やはりちょっとマニアっぽく見えてしまいましたか。(そりゃまあ、ギャロップ
なんかの話を出すあたりで既にマニアックと言えないことはないが(笑)。)
ただ私としては、マニアックであることよりも気楽であることの方が好きなので、
そういう意味では、あまり専門的でない話題が途中で出てきても全然構わないと
思います。

>よかな庵さん

こういうのを作曲(編曲)できたり、難しい曲を弾けたりするのはすごい
ですよね。私も一応、電子ピアノは持っているんですが、最近何も弾いて
いない・・・。以前弾いた曲も、最近は練習してないので、ほとんど弾けなく
なってしまいました。新しく弾いてみたい曲はいっぱいあるんですが、難しくて
弾けない曲ばっかりです。やはり、ピアノが弾ける人っていうのはうらやましい
ですね。ショパンの練習曲集の楽譜を持っていても、自分でかろうじて弾けたのは
10−6だけというのはちょっと悲しい(笑)。


↓チャットには 投稿者:よかな庵  投稿日: 2月23日(日)20時59分40秒

…ならなかったか、残念^^;

えー、というわけで「聖夜の晩餐」アップしました。
御快諾いただきありがとうございます>いかさん
もちろん、いかさんのページでの紹介は大歓迎です^^

>なかださん
えー、なかださんに電子ピアノぉ?(笑)
なかださんには、防音室にグランドピアノ!!
ってイメージなんですけどねぇ…うーむ。
似合わないぃ〜(笑)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


 投稿者:よかな庵  投稿日: 2月23日(日)20時49分17秒

なかださん、こんばんは。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


ピアノ練習禁止令 投稿者:なかだ  投稿日: 2月23日(日)20時47分15秒

我が家のピアノはただ今練習禁止になっています。
なぜかといえば、電子ピアノの上に雛人形を飾ってしまったからです(あはは)。


え〜と 投稿者:なかだ  投稿日: 2月23日(日)20時44分13秒

さて、何か書こうと思うのですが、何書こうかな。
ここのところまた懲りずにショパンばかり聴いています。
しばらくポリーニの練習曲ばかり。その後はフー・ツォンのノクターン。
ノクターンを集中的に聴いたのはひょっとして初めてかもしれません。
なかなか新たな発見があります。


お久しぶりです 投稿者:いかじゅう  投稿日: 2月23日(日)12時45分31秒

 先程は突然の書き込み失礼しました。
しばらくカキコを控えていた理由としましては御存知怪しい曲集の
掲示板を覗いていただければわかるんですけど、掲示板の雰囲気が
乱れてしまう恐れがあるんですよ。
 あのときはまだネット暦も浅かったので何の躊躇もなかったんですけど
周りが真剣な話をしている中浅はかな内容を書くわけにもいきませんから。
 しかし書き込みの内容は興味深く読ませていただきましたよ。

>暇人さん
 そうですねぇ。私のサイトは普通の明確なテーマがあるものと違い
明らかに雑記的な物ですし、あくまでネットでの交流を目的にしているので
訪問者も一貫性がないのかもしれません。
 参加者については複雑で長い歴史があるのでとても話し切れないですね(^^;
 一ついえることは過去を辿るとあの怪しい曲集に辿り着くことは
間違いないですね。。。
 ログにせよ写真にせよ。こういった人と出会ったことは良い機会なので
大切な関係でありたいですね。
 ひとこと掲示板ではたまになかださんとかも遊びに来てますので
暇人さんもお暇なときに遊びに来ていただければうれしいです。

 藍獣については混乱させてすいません。そんなつもりはないのですが
携帯で書き込むんでいることを周りに照明したかっただけだったんです。
 IKAKANというのは烏賊の缶づめで色々な要素が詰まっているという
ことをHPタイトルとして表しただけです。

>よかな庵さん
 別にかまいませんよ(^^
私としては作って頂けたというだけで感謝です。
その場合「怪しいピアノ版聖夜の晩餐(未)」の題名で紹介しても良いのでしょうか?
 そして、完成版が出たときに随時紹介するということでよろしければ。。。
 私的には暇人さん&なかださんにも聴いて欲しいですね聖夜。
(もちろんよかな庵さんの(^^;)

P。S 金管楽器エキスパートである芸竜作さんという方もアレンジして頂いたのですが
やはり極めた人はひと味もふた味も違いますね〜
 私の変態意味不明曲(爆)が一つの楽曲として生まれ変わっていますし。
 よかなさんの作品をこの前聴かせてもらった時もあまりにも変貌ぶりに
驚きました。。。

(私事ばかり書き込みまして失礼しました)


「怪しいピアノ版聖夜の晩餐(未)」 投稿者:よかな庵  投稿日: 2月23日(日)06時18分10秒

ところでいかさん、
「聖夜の晩餐」編曲なんですけど、今とりあえず
できている部分から順次公開してしまって
よろしいでしょうか?(楽譜&MIDI)

完成できる見込みが
まだ全然たたなくて申し訳ないけど
みなさんには早く聴いていただきたいなぁと
思ったりなんかして…。

それともやっぱり公開はドカンと完成品で
経過報告はいかさんにメールか何かでの
ほうがいいかな。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


碁盤藍庵(←誰?) 投稿者:よかな庵  投稿日: 2月23日(日)05時57分44秒

えーと、
> 怪しい掲示板の過去ログが復活

これは実は私がいかさんに提供したのでした^^;
ちなみに、藍獣さんは、iモード書き込みのいかじゅうさんです。

> なかださんの写真も初めて見ました。
なかださん御本人の言によると、
> 一言どうしても言っておきたのですが、あの私の写真は実物よりだいぶ
> 老けて撮れてます。あと、もっと男前です。
だそうで…^^;

>いかじゅうさん
お久しぶりです^^

> 一時期盛り上がっていただけに残念。
…まにあっくな話題で(^^;;
えー、私の性格からして、なかださんと暇人さんだけだと
お2人の毒にあてられて(失礼!)暴走してしまいますんで
いかさんもくりりんさんも
気楽な話題でカキコしてもらえたらありがたいかな、と。
もちろん、いかさんやくりりんさんの
暴走的まにあっくな話題も大歓迎!(おい)

> 聖夜の方ですがまだ今年チャンスありますよ〜ん。
うーん、いつになったら完成できるのやら(汗)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


久々です・・・ 投稿者:暇人  投稿日: 2月22日(土)20時09分19秒

すいません、ちょっとご無沙汰してました。何か書こうと思っていたん
ですが、他の方面に気を取られていたものでして。

ところで、藍獣さんって、いかじゅうさん(IKAKANさん)の別名でしょうか?
あそこのページもたまに見てるんですが、あまり詳しいいきさつを知らない
もので、誰が誰だかよくわからないです・・・。あそこのページで、怪しい
掲示板の過去ログが復活されたそうで、あの掲示板の過去ログは私も保存
してあったんですが、怪しいオフ会の写真というのは見たことがないもの
ばかりで面白かったです。なかださんの写真も初めて見ました。普段は
文字でしか知らない人を写真で見ると、何だか不思議な気持ちになりますね。


暇人さん 投稿者:藍獣  投稿日: 2月22日(土)11時47分40秒

 暇人さんのトークが見たかったですが
最近、お留守のようですね。
 一時期盛り上がっていただけに残念。
 聖夜の方ですがまだ今年チャンスありますよ〜ん。


怪しい過去ログより(笑) 投稿者:よかな庵  投稿日: 1月29日(水)02時31分51秒

えーと、またまた古い話をひっぱりだしてきましたが(笑)

> 名前:よかな庵  99年12月10日00時58分
>
> (略)
> ネコふんじゃったってコントルダンスの調ですね(^^) 
> 昔,あるTV番組で,「ネコふんじゃったの研究に
> 数十年を費やしている」とかいう人(謎)が出て,
> この曲の作曲者はアントン・ルビンシテインだという説(?)を
> 紹介していた覚えがありますねぇ。
> (略)

> 名前:なかだ  99年12月10日09時44分
>
> (略)
> ねこふんじゃったの楽譜はあります。私が作りました。しかし 
> この曲の調ですが、変と長調か嬰へ長調か判然としません。 
> わたしはフラット6つで書きましたけど。しかし、アントンさん 
> の曲という説があるのですか。で、ロシア語でも猫ふんじゃった 
> という意味の歌詞がついているのですかね。 
> (略)

先日「大きな古時計の謎」という題の本を読んでいたところ
これに関する記述を見つけました。

「みんな知ってる“あの歌”に隠された意外なストーリー15」
という、よく知られている童謡というかポピュラーソングというか
についての知られざるエピソードって感じの本なので、
音楽の専門書の類というわけではないんですけど。

この「研究者」は大阪樟蔭女子大学の桶谷弘美助教授らしいです。
たぶん、私がTVでみたのもそうではないかと。
ロシアでは「犬のワルツ」のようですね…ん、ワルツ?
国によって、豚だったり、犬だったり、蚤だったりするようで…。
この本の章扉には、Edition Sikorskiの
でっかい蚤が描いてある楽譜の表紙がのってます。
私も、この楽譜、銀座ヤマハで見た覚えがあります(^^;

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


くりりんさん、お大事に… 投稿者:よかな庵  投稿日: 1月29日(水)01時33分38秒

みなさん、どーも。
唐突に書き込みしまくったり、かと思うと突然行方不明になったりする
いーかげんな管理人ですが、ま、今年もよろしくお願いします。

私がいないときでも、適当にカキコして
盛り上がってもらうとうれしかったりして…
虫のいい話ではありますが(^^;;;;

ところで、私の今年の目標としては、本格的な(?)
新曲を1曲でもいいから発表したいものですねぇ(^^;

2000年 … 「滅茶苦茶ワルツ」「Song for Ikajyu」
2001年 … 「バラード」「難しい花」
2002年 … なし (TT)
ですもんねぇ。かなし。

というか、実は半年も前から、いかさんの「聖夜の晩餐」の編曲に
取り掛かっているのですが
これがなかなか思うように進まない…。
クリスマスには発表したかったけど、全然無理でした。
今年こそは、ぜひ完成させたいものです。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


とってもとっても久しぶり 投稿者:てぃすと  投稿日: 1月 9日(木)22時10分00秒

ちょー久しぶりです さっそく 

やさしく弾ける大人のピアノ「クラシック編」に
原曲とあんまり変わってないものがありました。

バッハの平均律のプレリュード1です。
これは後半をカットしただけというなんとも
インチキな編曲です。
弾いていても違和感があり、「こんなんなら
原曲をそのまま載せればいいのに」と思いました。
でも原曲を弾くときの練習になるかも。

あと 最近はまってるのは 自分流にポップスを編曲することです。
アニメ「遊戯王」の主題歌「シャッフル」を大変ドラマチックに展開させたり
ユーミンの「やさしさに包まれたなら」を幻想曲風にしたり
アグネスチャンさんの「ひなげしの花」をちょっぴり大人っぽくしたりと
いろいろとアレンジしまくってます




ちょっと遅れましたが 投稿者:暇人  投稿日: 1月 6日(月)23時09分35秒

あけましておめでとうございます。

年末年始は実家に帰っていて、ネットとは無縁の日を過ごしていました。
たまにはこういう時間も悪くないかも。
昨年末に突然ここに登場しましたが、いろいろと面白い話ができて
楽しかったです。今年もまたショパンなどの話題で盛りあがると
いいですね。


あけまして・・・またひとつ歳をとる(鬱) 投稿者:くりりん  投稿日: 1月 6日(月)19時42分49秒

私も遅ればせながら・・・
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

皆さんはお正月休み、いかがお過ごしでしたか?
私の所は身内の者が12月下旬に足首骨折で入院し
お正月どころではありませんでした。・・・あ〜疲れた!ぐったり。


あけましておめでとうございます 投稿者:よかな庵  投稿日: 1月 5日(日)23時17分09秒

遅ればせながら^^;


…あしたから仕事だよ〜。
いきたくないよ〜(TT)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


一足お先にご挨拶m(_ _)m 投稿者:くりりん  投稿日:12月30日(月)19時02分39秒

1日早いのですが・・・
皆様、今年もお世話になり
ありがとうございました。
来年もまたいろいろと勉強させて下さい。

来年度は・・・そうですねぇ、ベートーベンを
弾いてみたいな〜と思っております。
それでは良いお年をお迎えください。


音友とサラベール 投稿者:なかだ  投稿日:12月29日(日)23時23分59秒

武満の曲の版権ですが、初期の一部の曲と中期の一時期の曲はサラベールが持っています。
他はほとんどSchottですね。作曲当初は音友が版権を持っていたものが多いのですが、
ごく一部の曲(地平線のドーリアなど)を除き、サラベールに包括的に版権を売ってし
まいました(1970年前後)。その後作曲した曲ははShottが独占的に版権を所有しています。
ただ、その後もこれまたごく一部の曲(合唱曲など)は当初全音から出版されたのですが、
これも後にSchottに版権が移っているようです。


ところで 投稿者:よかな庵  投稿日:12月29日(日)23時03分02秒

古賀書店で「ショパンの手紙」買いました。
「弟子から見たショパン」はありませんでしたねぇ…。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


なかださんがオフ会で弾かれた曲は… 投稿者:よかな庵  投稿日:12月28日(土)05時03分50秒

武満のほかに…アルベニスのタンゴもそうでしたっけ?

私が持ってるタンゴの楽譜は派手なオレンジ色の
PWM版ですが…PWMってショパンの作品以外も
出版してたんですね(汗)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


遮られた休息… 投稿者:よかな庵  投稿日:12月28日(土)04時52分22秒

…は、ÉDITIONS SALABERTのを手に入れました。
いつかこの掲示板で見つからない〜と騒いで(?)
なかださんにSchottじゃなくて音友だと
教えてもらった覚えがありますけど…
Dépôt Légal avril 1999なんたらと書いてあるから
最近新しく出たのかな?フランス語?は分からん^^;

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


マルキ・ド・サド裕(←何?) 投稿者:よかな庵  投稿日:12月28日(土)04時41分26秒

> あの「怪しい曲集」のMIDIはえらく滑稽で、聴いた瞬間に吹き出してしまった
> のを覚えています。

わたしもあのページにこんなこと↓かいてました^^;

> ところで,ついにというか,やっとというか, 
> 関氏の「知られざるショパン」のCD買いました。 
> これを聴いて「ギャロップ・マルキ」がお馬鹿に聴こえるのは 
> 実は曲のせいじゃなくて,じいさんのMIDIのせいも 
> かなりあるんじゃないかと思いました… 
> 
> …いや,もちろん誉めてるんですよ(^^;) 

(2000/1/19 17:33の書き込み)

今あらためてMIDIを聴きましたが…、
実にうまいですね^^
ソ・ソ・ソ〜・ラシドレミの
“ラシドレミ”がオットットって感じで
ラッシュ(?)するところや、
中間部の左手が低音のド・ソ・ミ・ソを
ぶんちゃぶんちゃって感じで
幼稚に強調するところなんか
実におばかでよろしい!!

MIDIやログは保存してあったから今でも楽しめるけど
解説がなくなったのが痛い…。

解説も実にユニークで面白いものでしたよね^^
(確かレベル1・2・3とか番外編とかあったような)
勝手にOp.72?をつくってみたり
↑シューマンの批評のパロディが入ってたかな…?

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


私もついていけない(おい) 投稿者:よかな庵  投稿日:12月28日(土)04時26分31秒

> 本当に皆様の知識たるや・・・すごいですね。ついて行けない情けない私。

いや、まぁ気楽になんでもカキコしてくださいな♪
くりりんさんやいかさんのカキコがないと私も淋しい…。

ところで…おでんに日本酒?ですかぁ。
なんかクリスマスって感じ(どんな感じ?)しないすけど
まぁいいか^^;

なかださんは確かワイン党でしたっけ。

> わたしはただいま仕事真っ最中です。
…お気の毒様です。

> 今日は家に帰れません。会社の近くのホテルをとりました(涙)。
…家に帰れないのは、ホントにしごとのためですかぁ?(笑)
実は



私はビールですね。
あ、でも発泡酒とか、ビールでもアサヒ
スーパードライとかは全然駄目で
ヱビスビールみたい濃いのが私の嗜好には合うようで…。
だから掲示板も濃くなってしまうのだろか^^;(謎)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


悪奴等(わるめら) 投稿者:よかな庵  投稿日:12月28日(土)03時59分18秒

>半音階的大ギャロップ
この書き込みは1999年2月ですね。
お、疑作Valse Mélancolique(KK Anh.Ia-7)が話題になっている…。
ところでワルメラって出版されてるみたい…。
ここで295さんが入手されたオールソンのワルツ集のCDは
私も持っていまして、自分で採譜したりもしたんですけどねぇ。
CDを手に入れる前はG.S.さんのMIDIをわざわざ採譜したり(苦笑)、
…採譜公開されているのを私知らなかったんですね。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


メリークリスマス(遅いって) 投稿者:よかな庵  投稿日:12月28日(土)03時52分29秒

くりすますってなんざんしょ、けっ。(何)
私はスケルツォh mollでも聴きますか。
…こんなページがありました。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


メリークリスマス(3) 投稿者:暇人  投稿日:12月24日(火)20時35分46秒

> エキエル版は、ノクターンに関しては音楽之友社から出ているウィーン原典版とほぼ
> 同じです。どっちもエキエル氏校訂ですから。

あら、そうなんですか。実は私はショパンの楽譜って全音しか見たことが
ないので(^^;)詳しいことは知らないのです。

> でも、改めて思うに…この曲ってそんなにオバカなんでしょうか?

そう言われると判断に迷うかも(^^;)

私は何かの本で「ショパンの曲とは思えないほど個性のない曲」とかいう
解説を読んだことがあって、そのあとであの曲を聴いたので、その時は、
「うーん確かにつまらない曲だな」ということしか思いませんでした。
そういう予備知識のない人が、「ショパン得意の変イ長調だし、晩年の
作品だから」ということで「期待して」聴くとずっこけるかもしれませんね。
でも、CDで聴いたときは単につまらない曲としか思わなかったのですけど、
あの「怪しい曲集」のMIDIはえらく滑稽で、聴いた瞬間に吹き出してしまった
のを覚えています。そういう意味では、「ただのつまらない曲」で終わるか、
「とっても滑稽で愉快な曲」になるか、ピアニストの力量が問われる曲かも。
(そんなわけないか^^;)

> 「遮られない休息」

私は武満って聴いたことがないのですけど、この曲も怪しいんでしょうか。
機会があれば聴いてみたいと思います。

あと、少し前の話題で

> A1版ぐらいの大きな紙にいろいろな五線譜の断片が書かれているやつ。

これってどういう順番で弾くんでしょう?「楽譜の風景」で取り上げて
くれると面白いかも。

私のクリスマスは、これといって何もなく、普通の日です・・・。


メリークリスマス(2) 投稿者:なかだ  投稿日:12月24日(火)18時39分33秒

わたしはただいま仕事真っ最中です。
今日は家に帰れません。会社の近くのホテルをとりました(涙)。