よかな庵の掲示板−過去ログ6 (No.320-389) もどる


メリークリスマス☆ 投稿者:くりりん  投稿日:12月24日(火)18時07分02秒

メリークリスマスです。>皆様

最近はずっとログに徹してお勉強させてもらっていました。
本当に皆様の知識たるや・・・すごいですね。ついて行けない情けない私。
今日はクリスマス・イブ。皆様はどのように過ごされるのでしょうか?
私はチキンの変わりに「おでん」(チキンは嫌いなの)
シャンペンの変わりに「日本酒」で聖なる夜を過ごそうと思っております。

ではでは、楽しい夜を・・・。


Re:怪しい演奏会? 投稿者:なかだ  投稿日:12月24日(火)11時11分36秒

暇人さん:
>9−2の異稿
エキエル版は、ノクターンに関しては音楽之友社から出ているウィーン原典版とほぼ
同じです。どっちもエキエル氏校訂ですから。
で、そこに掲載されている9−2の異稿というのは、知られている異稿のほぼすべて
をつなげたものかと思います。ただし、「あの派手なやつ」は含まれていないと
思います。

>何と、「あの曲」が入っています。
私も、「あの曲」はちょっとずっこけた曲だと思いますね。だいたいギャロップという
のがショパンのイメージに合わない。これについては、以前私は「怪しい曲集」の掲示板
に珍説を披露したことがあります。それは、当時大人気だったリストの「半音階的大
ギャロップ」を皮肉る意味があったのじゃないか、というものです。

>最初の曲が武満徹というのも不思議

おお、なんとしたことか!
私が「怪しいオフ会」でこの「遮られない休息」を弾いたのを、きっと河合さんは
ご存知だったのでしょう(笑)。俄然この演奏会に興味が出てきた。


あの曲 投稿者:よかな庵  投稿日:12月23日(月)16時25分41秒

うーむ…(^^;)でも、あの曲順ならあまり
恥ずかしくないかもしれません。
即興曲 Op.29と同じ調性ですし、うまく弾けば
つぎのバラ2 Op.38への繋ぎとして
粋にきこえるのではないかとも思ったり…ホントかなぁ?(笑)

でも、改めて思うに…この曲ってそんなにオバカなんでしょうか?
私は、「ショパン怪しい曲集」を知ってから
この曲をオバカ曲として意識したのでありまして
その前までは、別になんとも思ってはいなかったんですけどね。謎です。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


怪しい演奏会? 投稿者:暇人  投稿日:12月20日(金)21時51分20秒

ショパンのノクターン9−2には異稿があるという話がありましたが、
その異稿を演奏したCDというのがあるようです。河合優子さんという
ピアニストがエキエル版を使って演奏したとか。エキエル版って見たことが
ないので、詳しいことはよくわかりませんが。9−2の異稿ってたくさん
あるらしいのですが、どれを使ったんでしょうか。あの派手なやつかな?
聴いてみたい気もします。

その河合さん、ショパンの全曲演奏会シリーズというのを始めたらしいの
ですが、その第1回プログラムを見てびっくり。

何と、「あの曲」が入っています。まあ全曲演奏会である以上、あの曲も演奏
しなければならないのはわかりますけど、こういうきちんとした演奏会で
演奏するのはかなり恥ずかしかったんじゃないかなあ。しかも、名曲の合間に
怪しい曲を弾くという具合で、曲の並べ方もかなり怪しくなっています。
ショパンの全曲演奏会なのに、最初の曲が武満徹というのも不思議。
怪しい曲ファンにとっては聴き逃せない演奏会だったかも?


G.E.B. 投稿者:なかだ  投稿日:12月19日(木)12時38分14秒

>「ゲーデル…」を皆さんが知っているということを
>全く疑いもせず書いてあるではないか!(笑)

あ、そういえばそうですね。私の周りで仕事している人だとこの本は
非常に知名度が高いのですが、ただ、ゲーデル・エッシャーはともか
く、バッハはよくわからないという人が多いです(笑)。まあ、私の
まわりが特殊な集団であることには違いありませんが、確かに「蟹のカノン」
がどうのこうのといっても興味ない人にはなんのことやらさっぱりなのでしょう。
私なんかバッハはともかくゲーデルはよくわからないくちなのですが。
それでも最近自分の仕事を半ば強引にこっちのほうに引き寄せてきて、
ついに「仕事で給料もらってあの本を読む」というところまで来ました。

「音楽芸術」の付録の楽譜の中でもっともすごかったのは、三枝成章という
ここのところすっかりポピュラー的作曲家になりさがった人が書いた、
∞
ΣVn(Pn)a∋P0
n=1 

という曲(本当はΣ記号のかわりに弓線みたいなものが書いてあるけど、意味は
おそらくΣだと思う)で、A1版ぐらいの大きな紙にいろいろな五線譜の断片が
書かれているやつ。ピアノ曲(というかキーボード曲)だそうですが……


古賀書店 投稿者:なかだ  投稿日:12月19日(木)08時21分57秒

古賀書店の近くに芳賀書店というのがあって、そこは昔ビニ本のメッカと呼ばれて……

あ、急に話の質が落ちちゃいましたね。

古賀書店はずいぶんなんども足を運んだなあ。ときどきとんでもないものが出るのです。
たとえば図書館が蔵書を放り出す。それが音友の旧世界大音楽全集だったりして、1冊
300円ぐらいで店の前のワゴンにありました。
あと、音友が以前出していた「音楽芸術」という雑誌の付録に毎号日本人作曲家の新作
楽譜がついていたのですが、それが1冊200円! 15冊ぐらい買い占めました。


なんてマニアック(?) 投稿者:よかな庵  投稿日:12月18日(水)23時51分53秒

> ヨコイさんは元日本兵でグアム島の山中に隠れて……
私も同じこと連想しました(笑)
でも、なにしろ私が生まれる前の話なんで
よく知らんけど。

うーむ、それにしても私の幾つか前の書き込み、
「ゲーデル…」を皆さんが知っているということを
全く疑いもせず書いてあるではないか!(笑)
ま、寝ぼけてたせい(?)もあるけど。

そいで、コイツなにいってんだってことにならず、
スンナリ話が続いてしまうトコが…怖い…(^^;)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


ひるやすみ… 投稿者:よかな庵  投稿日:12月18日(水)23時29分04秒

…に、噂の(?)古賀書店にいってきました!
今の職場から歩いて5分ほどなので…。

まぁ、ざっと眺めるだけの時間しかありませんでしたが
アーサー・ヘドレイの「ショパンの手紙」という本は
確かにありましたねぇ。1965年初版の1500円が
8000円だったかな(うろおぼえ)。これって高いのか安いのか…。
結局なにも買わず出てきてしまいましたが。

やすみの日にでも、も一度ゆっくり入って、隅から隅まで
見てみたいものです。
(といっても想像したより遥かに小さいところでしたけど。)
土曜日はやってるのかな???

あ、「ゲーデル、エッシャー、バッハ」も置いてありました…。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


失敗!再投稿です 本を読む方法 投稿者:暇人  投稿日:12月17日(火)23時05分09秒

一つ下のやつ、タグをつけるときにミスしました。削除してください。

> ますますその本欲しくなってきました!
> 
> 弟子から見たショパン そのピアノ教育法と演奏美学

この本を読む方法を考えてみました。

1:図書館で探す

最近の図書館はインターネットで検索できるところが多いので、可能なら
近くの図書館を検索してみてはどうでしょうか。まあ、とっくにやっている
かもしれませんが・・・。ただ、この本、小さな図書館には置いてない
可能性が高いと思うので、地域で一番大きな図書館(都道府県立図書館など)
を探してみるといいかもしれません。その種の図書館で検索して見つかったら、
近くの図書館に行って頼めば取り寄せてもらえると思います。私は某地方都市に
住んでいるのですが、幸い、その種の図書館が近くにあって、直接そこに行って
借りてきました。

2:古本屋で買う

まあ、この本がある古本屋なんてほとんどないとは思いますが・・・。
東京には音楽専門の古本屋なんてのもあるそうで、そういったところなら
もしかしたら置いてあるかも?こんな情報もありますが、もし近ければ
直接店に行って探してみるとか?

3:復刊してもらう

「復刊ドットコム」というのがあって、そこではいろんな本の復刊の要望を
集めて、たくさん集まれば実際に出版社と交渉するみたいです。「弟子から
見たショパン」についても、復刊の要望はあるみたいですね。ただ、現在の
数だと復刊は無理でしょうか。みんなで投票しましょうか?

あと、話は変わりますが

> 「メタマジック・ゲーム」

以前、本屋でちょっとだけ立ち読みしたような気がします。練習曲集が最初に
出版されたとき、10−1の左手の和音は小節の中央に描かれていたとか、
そんな話が載ってましたっけ。確かにショパンの練習曲って、楽譜を見るだけ
でも美しく見えるというか、音を知らなくても結構楽しめますよね。
視覚といえば、あの楽譜をいくら見てもヨコイという文字が浮かんでこない・・・
と書こうと思ったら、ふっとひらめきました。余計なことは考えずに、単に
図形として見ればよかったのですね(^^;)。


Reヨコイさん 投稿者:なかだ  投稿日:12月17日(火)13時46分39秒

ヨコイさんは元日本兵でグアム島の山中に隠れて……

じゃなくって、横井和子とかいうこの曲を初演したピアニストだそうです。

>今手元に「ゲーデル,エッシャー,バッハ」があるんだけど

なははは、実はですねえ、今年9月に仕事で学会発表したのですが、そいつの
参考文献に強引にこの本を引用しちゃったのです。ですから仕事場の机の上に
今もこの本がのってるというわけ。別にバッハのところを引用したわけじゃ
ないけど、学会発表ではちょこっとバッハの話もしたりして。

>Op.25-11木枯らしの右手とかOp.10-1の自筆譜の音符の視覚上の配置や
>バラ4のリズムかなんか

これは「メタマジック・ゲーム」で正解。本自体は持ってませんが、
これが連載されていた当時の雑誌(日経サイエンス)のバックナンバーが
会社にあるので読んでいます。ショパンのところは当然コピーして手元に
あります。読んでて私の発想に似てるなあと思った。


あ、やっぱりそれで正解なのね。 投稿者:よかな庵  投稿日:12月17日(火)00時14分04秒

ヒント3が追加されてる…。( ̄ー ̄)
ふわさんのページ…。

しかし、なかださん、何でもご存知で…。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


ヨコイさん…って誰? 投稿者:よかな庵  投稿日:12月17日(火)00時05分06秒

題名と本文は関係あるかないかよく分かりません(謎笑)

え、えーと、なんだっけ(^^)
本といえば、今手元に「ゲーデル,エッシャー,バッハ」があるんだけど
(何故か銀座ヤマハで売ってた…バッハだから?)
これと同じ著者の本で、Op.25-11木枯らしの右手とか
Op.10-1の自筆譜の音符の視覚上の配置や
バラ4のリズムかなんか(記憶があやふや)に
ついて書いてある本ってありませんでしたっけ…?
多分「メタマジック・ゲーム」とかいう本だったと
思うけど…。これらの本、大学の図書館でよく借りて
読んでました。まるで辞書みたいな厚さの本ですよねぇ^^

あ、ちなみに大学は情報科学科でした。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


ほん… 投稿者:よかな庵  投稿日:12月16日(月)23時21分07秒

ますますその本欲しくなってきました!

弟子から見たショパン そのピアノ教育法と演奏美学
ジャン=ジャック・エーゲルディンゲル著
米谷治郎・中島弘二訳
音楽之友社
1983年7月発行
405ページ

…らしいのですが(^^;)
20年近くまえの本じゃ
手に入れるの難しいっすよねぇ。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


Re:おと… 投稿者:なかだ  投稿日:12月16日(月)17時56分50秒

>“絶妙な「記譜」の違い”

ああ、なるほど。私が言いたかったのは、ずぼらな作曲家だったらあの2つを
書き分けないだろうということです。

>「音によって表現された思想」
そう、その通りだと思います。このへんのショパンの言葉は彼が晩年まとめか
けた「ピアノ教本」みたいなやつの序文あたりに書いてあるのです。
ごく少ししか書いてないのですけどね。これの全文はやはり例の「弟子から見た
ショパン」という本にのってます。


おと… 投稿者:よかな庵  投稿日:12月15日(日)23時45分56秒

>なかださん
> 「イ」と「重変ロ」
> これはですねえ、

> わかったかしら。

いや、よくわかるんですけどね(笑)、ちょっと“絶妙な「記譜」の違い”の箇所に
こだわってしまったのでした。
特別ヘンな譜づらしてたかなぁってね…。

「イ」と「重変ロ」の絶妙な違いがショパンの音感覚の鋭敏さを…ということで
よろしいのかしら。(^^;)

> 「音によって思想を表現する芸術」
うーん、この思想というのは、ショパンにとってはやはり
「音によって表現された思想」以外の何者でもないのではないかと…。
なんか堂々巡りしちゃってますけど。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


ショパンの「音」 投稿者:なかだ  投稿日:12月13日(金)18時50分49秒

暇人さん:
>一番上のトの音が出てくる

あ、するどいですね。詠里庵さんのページを良く読んでいらっしゃる。

>ショパンが弟子に教えるときに使った曲

そうそう、これおもしろいですね。結構ベートーヴェンの初期の曲はショパンは
好きだったようだ、とかね。バッハを非常に敬愛しているのだけど、平均率以外
は全く使ったことがないようだ、とか。
それからシューマンが「音しか持たず、言語も記号もないような芸術は、くだら
ない芸術だ」といったということですが、ショパンも実は「音によって思想を
表現する芸術」などと言っているんですよ。この「思想」というのがくせもの
だと思うのですが、ショパンの場合非常に抽象的な「思想」あるいは「感情」
であって、具体的な文学作品などではないのでしょう。あるいは音楽をつき
つめていくと1音1音に思想とか感情、あるいはもっと広く「意味」を込める
というのがショパンの音楽なのだと思います。
その例が私が下で書いた「イ」と「重変ロ」の意味の差だったりすると考えて
います。さらに私が思うショパンの音楽の「たった1つの音に込められた意味」
の例は:
・プレリュード23番の最後に出てくる「変ホ」。
・英雄ポロネーズの中間部後半の右手、不規則に現れる「ハ」音すべてにアクセント
 がつけられていること。
・子守唄の終わり近くに現れる「変ハ」。
・マズルカの名作作品24−4の最初のテーマの終わりから次のセクションにつなげ
 る左手の3泊目の和音。これで世界がふっと変わるような絶妙なつなぎ。
・わりと初期のマズルカハ長調で、ヘ長調のフリギア調(だったかな?)に転調する
 部分、必要ないのにわざわざナチュラルをつけて強調された「ロ」。
・バラード1番序奏最後の左手和音に含まれる「変ホ」(これについての論争は
 有名で、吉田秀和の本にも出てきますね)。
・プレリュード24番最後に3度最低音域でひっぱたかれる「ニ」。
・プレリュード17番後半左手で繰り返しならされる「変イ」。

まだまだあげればきりがありません。ショパンはこういうことは完全に意図的に
やったに違いない。その証拠は、若いころの遺作のワルツについて友人に書いた
手紙の中に「楽譜の中で丸をつけた音を見てくれ。この音に込められた秘密が
云々……」みたいな文句がでてくることからも明らか。
これらの曲の中にぽんと投げ入れられたたった1つの音の深い意味。これこそ
ショパンの芸術の本質のきわめて重要なものの1つであって、これを理解でき
てそこをいかに意味を込めて演奏するか、というのがショパン弾きの真骨頂なの
ではないかと思います。


だいたい読みました 投稿者:暇人  投稿日:12月12日(木)23時24分58秒

「弟子から見たショパン」ですが、2回ほどざっと読み通しました。
非常に面白い本なのですが、なにしろ内容が豊富過ぎて、正直なところ
ちょっと疲れ気味です(苦笑)。たびたび借りようかと思っていましたが、
もう一度借りる気が起きるまではしばらく時間がかかるかも。
面白かったところを全部書こうとすると大変な量になるので、以前、ここの
掲示板で話題になっていたことについて書きます。

ノクターン9−2には、ショパンが自分で作った派手なカデンツァがある
ということをなかださんが書いていましたが、それを見てみました。
どんなふうになっているのか興味があったのですけど、とても自分では
弾けなくて(泣)未だにどんなものかわかりません。そりゃまあ、普通の
人には弾けなくするのが目的で作ったわけだから、私なんぞに弾けるわけは
ないのですが。
ただ、これを見てちょっと疑問に思ったのですけど、一番上のトの音が
出てくるのですよね。ショパンの時代のピアノにはこの音はなかったはず
なのですけど、これって本当にショパンが作ったんでしょうか?

あと、ショパンが弟子に教えるときに使った曲がいろいろと載っているの
ですけど、シューマンの曲は本当に一曲も使わなかったみたいですね。
ショパンが同じく作曲家としては全く評価していなかったメンデルスゾーンや
リストの作品でさえ、曲によっては使ったことがあったという話なのに。
ショパンのシューマン嫌い(個人を嫌っていたという意味ではなくて、
作品を嫌っていたという意味です)は相当なものだったみたいで、謝肉祭に
ついても「音楽と呼べるほどの代物ではない」と言ったとか、そんな話
ばっかりです。一方、シューマンの方は、「音しか持たず、言語も記号も
ないような芸術は、くだらない芸術だ」と言ったそうで、これはまさしく
ショパンとは正反対。シューマンはショパンの曲を高く評価しましたが、
それが素晴らしいものであるがゆえ、文学的に説明しないと気が済まなかった
んでしょうか。


ひるやすみ 投稿者:なかだ  投稿日:12月12日(木)12時36分33秒

全音の協奏曲の楽譜>
そうそう、あの解説は力がはいってますね。
カルクブレンナーの協奏曲の冒頭の楽譜がのっていて(それもわざわざ小林さんが
編曲したやつ)、ショパンの協奏曲と似てるんでびっくりしたり。

>「イ」と「重変ロ」
これはですねえ、冒頭からメロディが来て4小節目に「イ」で長く伸ばすところが
あるでしょう? あれ、あそこまで聴いてくると、耳はこれは「重変ロ」だと
感じちゃうんですよ。ところがその後すぐに「変ロ」に半音あがって解決する。
あ、これは「イ」だったのだな、とわかるわけ。
そしてそのあとに今度は右手が高いところからアルペジオで下降し、左手のバス
は今度こそという「泣きの和音」の根音で「重変ロ」をたたく。これはその
あとに「変イ」に半音バスが下降するのでさらに「重変ロ」の印象が強まる。

という具合です。わかったかしら。


いろいろいろ 投稿者:よかな庵  投稿日:12月12日(木)03時45分17秒

下田さんのほんですけど、確かに専門家向けとかオタク向け?とか
いうものではないですね。良い本だけど物足りないというか
突っ込みが深くないといった感じ…。

>暇人さん
ショパンのピアノ協奏曲については、おすすめの…本?…ではないけど、
全音の楽譜の解説が力はいってますねぇ。
小林秀雄氏校訂のやつ。
「落葉松」の作曲者だったかな、文芸評論家?とは別人…。

>なかださん
「イ」と「重変ロ」の絶妙な記譜の違いって…?
まぁ、ショパンは異名同音(…というんでしたっけ?)の
書き分けはちゃんとしているほうだと思うけど
絶妙というほどの箇所がこの曲にあったかしらん?

あと、関係ないけど(関係あるかな?)、
アルベニスの「イベリア」のフラットだらけの
譜面なんか見てると、むやみやたらにうれしく
なってきてしまう私って…怪しいでしょうか?(笑)
春秋社版アルベニス集の森安氏の演奏ノートなんかも
読んでてなんか共感してしまう…。

というわけで(謎)、拙作「無言歌」(1991)の楽譜です。
…が、まだまだだな>私。(何?)


ハムレットの記述は、確か、出版に際して
結局は取り除いたんでしたよね…。
吉田秀和のほんは読んだことないです。


ショパンが書いた似顔絵ですか。
人の特徴を非常によく捉えていたといえば、
少年ショパンは芝居にも才能があって
即興の劇で友人たちを喜ばせたとか…。
当時の有名な俳優がそれを見て
将来名優となるあらゆる素質をもっていると
いったそうです。

>くりりんさん
バラードについては、別にわたしは難易度のこと
言ってないす(^^;)
曲として優れているのはどれかということで…、でも、
難易度もおんなじようなもんですねぇ。
4>1>3。
2番は手をつけたことないです。
…ほかのも、いまではマトモに弾けなくなってるけど(TT)
ピアノの演奏に関しては、私は中学・高校のときが
華だったなぁ…(遠い目)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


私も読んでみたいです。 投稿者:くりりん  投稿日:12月 5日(木)18時22分41秒

なかださんお薦めの「弟子から見たショパン」私も読んでみたいです。

>演奏する人はぜひとも読んだ方がいいと思います。

暇人さんのこの言葉を読んで、私も図書館に走ろうかと思いました。
しかし、しか〜し・・・図書館まで遠いのが難です。それにこんなド田舎図書館に
置いてあるのかが心配。本は好きでよく読むのですがもっぱらピアノ曲に関しての
ものが多いです。そういや、作曲家についてのってあまり持ってないなぁ。

なかださん、おもしろそうな本どんどん教えて下さいよ〜♪
私もここの方達の知識に近づけるよう、読み漁ってやる!と鼻息荒くしています。(笑)


弟子から見たショパン 投稿者:なかだ  投稿日:12月 5日(木)10時52分11秒

暇人さん>
ね、濃いでしょう? しかし、図書館にありましたか。よかったですね。

この本こそ、以前私が電車の中で熱心に読んでいると、隣に座っていた「妙齢の美女」
が、「すみません、この本、なんという本でしょうか」と話しかけてきたという
いわくつきの本なのでした。
何しろ本文よりも注釈のほうが分量がおおいのではないか、というぐらいの本です。


実は読んでる最中です 投稿者:暇人  投稿日:12月 4日(水)21時54分01秒

この前の日曜日、図書館で「弟子から見たショパン」を借りてきました。
そのような本があることは以前どこかで聞いたような気がしていたのですが、
書名を覚えていなくて、探す気もなかったので、今まで読んでませんでした。
この前、ここの掲示板を見ていたら書名が出ていたので、図書館に行って
検索したらあっさり見つかりました。もっと早くに読めば良かった。

で、今、読んでいるところなのですけど、もう滅茶苦茶に「濃い」本ですね。
いや、これ一冊あったら、ショパンの話題には一生困らないんじゃないか、
っていうくらい。2週間ではとても細かいところまで読めそうにありません。
これからもたびたび借りることになりそうです。
トリルの入れ方とか、ショパンの指使いとか、びっくりするようなことが
たくさん出てきました。まあ、私みたいにもっぱら聴くだけの人ならあまり
関係ないかもしれませんが、演奏する人はぜひとも読んだ方がいいと思います。


おすすめショパンの本 投稿者:なかだ  投稿日:12月 3日(火)14時05分35秒

くりりんさん:
>なかださんが私のレス読んで、椅子から転げ落ちていなければいいが

壮大なる勘違いにいすから転げ落ちました(笑)

さて、下田さんの本ですが、すべての曲を取り上げているという点では
貴重な本ですね。ただし、内容は網羅的ではあれどもあくまで入門書と
いったところでしょうか。深くショパンにのめりこみたい人にお勧め
なのは、下にもしょっと触れましたけれど「弟子から見たショパン」で
す。ただしこれは相当前に絶版になっています。あと、ショパン没後150年
を記念して出たムックがあり、これが意外になかなかおもしろかったですね。
別れの曲の作曲者自らが作った簡易版の楽譜なんてものがはじめて掲載
されてたりしました。
吉田秀和氏のは現役です。以前雑誌に掲載されたり他の単行本にはいって
いたりしたやつを、ショパン論だけ抜き出したものです。後半はLPやCDの
批評になっていますが、ショパンを演奏したものの批評のみを抜き出して
います。本文でほめておきながら、後にききなおして全面的に勘違いを
認めて謝罪していたりして、おもしろいです。


・・・・・ 投稿者:くりりん  投稿日:12月 3日(火)10時00分18秒

>いや、そりゃ違うってくりりんさん!(^^;)
なかださんの仰言るのは、詠里庵こと井元信之氏の
Webページ「ショパン全作品を斬る」のことで、
書籍の「ショパン全曲解説」(下田幸二著)のことではないと
おもいます(^^;)

赤っ恥・・・・・・(///;)
なかださんが私のレス読んで、椅子から転げ落ちていなければいいが・・・。
後でそのHPゆっくり読んでみます。


ショパン、好きなことは好きなんですが・・・ 投稿者:暇人  投稿日:12月 2日(月)23時30分23秒

なかださん、くりりんさん、はじめまして。

> 吉田秀和といえば、

> 実は彼ほどショパンを深く理解している音楽評論家は日本にはまれだと思います。
> 彼のショパン論はぜひ読まれるべきです。「ジョルジュ・サンドと何度喧嘩したなんて
> 話題をするぐらいなら、彼の和声がいかに素晴らしいかを論じてほしい」と言っている
> 人ですから

ああ、それですけど、以前読んだことがあります。もう10年以上前、
今では遠い場所にある図書館でたまたま見つけて読んでそれっきりなので、
内容ははっきり覚えてませんが・・・。ノクターンの15−3とか、
バラード第1番の冒頭とか、前奏曲28−23の最後のところとか、
マズルカ59−1とか、えー、あと何だっけ・・・とにかく、詳しく
分析していた記憶があります。ただ困ったことに、私には和声の知識が
全然なくて(主和音とか属和音とかいうのもろくに知らなかった^^;)
詳しい内容が理解できず、「うーん、何だかよく知らんが、ショパンの
和声はすごいらしい」というだけでした。基礎ができてないと駄目ですね。

> 書籍の「ショパン全曲解説」(下田幸二著)のことではないと
> おもいます(^^;)

その下田さんの「ショパン全曲解説」、買おうかどうしようか迷っている
うちに近くの本屋からは消えてしまいました。早いとこ買うんだったかな。
だいたい私はショパン関連の本って2冊くらいしか持ってなくて、あとは
たまに図書館で読むくらいです。というわけで、和声の知識はないし、
本は持ってないしで、とてもショパンオタクなどと言えたものではないです。
ただのショパン好きですね。


上田・中田・下田? 投稿者:よかな庵  投稿日:12月 2日(月)20時48分46秒

> ショパン「全曲解説」は、私も持っていますし

いや、そりゃ違うってくりりんさん!(^^;)
なかださんの仰言るのは、詠里庵こと井元信之氏の
Webページ「ショパン全作品を斬る」のことで、
書籍の「ショパン全曲解説」(下田幸二著)のことではないと
おもいます(^^;)

でも、私つい最近知ったんです、両者とも。なんか悔しい(苦笑)

またまた後ほど…。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


私もご挨拶を・・・ 投稿者:くりりん  投稿日:12月 2日(月)12時50分13秒

>暇人さん
初めまして、くりりんと申します。
じいさんのHPから引き続き、よかな庵さんのHPでもバカカキコ専門です。^^;;
ピアノは大好きで弾いていますが、知識が及ばない・・・。
ここでショパンオタク2名から知識を吸収させてもらってます。
今後ともよろしくお願いしますね♪

ショパン「全曲解説」は、私も持っていますし
聴く時や弾く時には必ず参考にしたりするんですが・・・
>あそこに出てくる私の名前に似た(!)人は実は私です。
しっかり漢字で書かれていますね。
(@@;・・・な、なかださん、あなたはもしや・・・
ビックリしてPCに頭ぶつけそうになりました。
(それでHNが、なかださんになったんですね?勘違いじゃなければですが)

バラードのことが出ているのでちょっと横から口を・・・
3番を弾きましたが弾きやすく暗譜しやすい曲ではありました。
バラード初心者が初めに手をつける曲ですよね?
4>1>2>3とは先生が言っておりましたが、
私にすれば4>2>1>3の気がしてなりません。
1番は難しい箇所を押さえておけば何とかなるのではなどと
石コロ脳みそで考えていたりします。(弾いてから言ってみろ・・ですね。トホ)

暇人さんも加わってショパンオタク3人衆なったところで
いろいろ勉強させてくださいね。ではでは・・・。


明日から… 投稿者:よかな庵  投稿日:12月 2日(月)02時24分59秒

新しい職場に移るので、忙しくなるゾ…って
私こんなことしてる場合じゃないのに。

詠里庵さんのページをまた読み耽ってました。
あ、別にハンドル真似したわけじゃないです(^^;)

私の珍説、確かじいさんのページにも書いたことがあるような気がするなぁ。

書きたいこと私もいろいろありますが、また後ほど…。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


う〜ん、濃いなあ 投稿者:なかだ  投稿日:12月 2日(月)00時01分13秒

テレビでは今ポリーニの弾くドビュッシーのプレリュードが流れています。

さて、いやいや、突然盛り上がってきましたですねえ。
暇人さん、お初にお目にかかります。

さて、暇人さんご紹介のSamson先生の講演のことが掲載されているページ
ですが、よかな庵さん、今までご存知なかったですか?
私はこのページのオーナーの井元さんとは何度かお会いして相互にショパンの
本などを貸し借りしています。もちろんあの「全曲解説」はよく読んでいますし、
連載中に意見を言ったりもしています。あそこに出てくる私の名前に似た(!)
人は実は私です。しっかり漢字でかかれてますね > くりりんさん

・バラード2番について
私もこの曲はバラード4曲の中で評価のつけにくい曲です。私にとってはこの曲と
いえば、コーダの左手の10度連続が……
よかな庵さんの「シューマンの性格を描いた」というのは新説ですね。
笑ってしまったけれど、なるほど、なかなか説得力がありますねえ。
ショパンはシューマンとどれほどの時間接したのかわかりませんが、ショパンは似顔絵
がうまく、人の特徴を非常によく捉えていたというので、瞬時にシューマンの性格を
見抜いたというのはありえますねえ。

#お、いまポリーニは変二長調のノクターンを弾きだしたぞ。伯爵婦人のノクターン。
#「イ」と「重変ロ」の絶妙な記譜の違いがショパンの音感覚の鋭敏さをこの上なく
#示している名作だなあ。

・ショパンの描写音楽
はっきりしているのはト短調のノクターンですね。ハムレット上演の後に、ということ
だそうです。そういえばこの曲の吉田秀和の分析は非常に鋭いです。
吉田秀和といえば、ショパンよりシューマンが好きと公言してはばからない(第一
シューマンの音楽評論を訳した人ですからね、岩波文庫になってますね)人ですけど、
実は彼ほどショパンを深く理解している音楽評論家は日本にはまれだと思います。
彼のショパン論はぜひ読まれるべきです。「ジョルジュ・サンドと何度喧嘩したなんて
話題をするぐらいなら、彼の和声がいかに素晴らしいかを論じてほしい」と言っている
人ですから。

他にもいっぱい書きたいことがありますが、また後ほど。


盛り沢山な内容ですね 投稿者:暇人  投稿日:12月 1日(日)12時10分10秒

> ショパンは根本的に、音そのものの意味を追求した作曲家で、

そう、本当にその通りだと思います。音楽にとっては音が全てであって、
余計な説明はいらない、というのがショパンの考えだったんでしょうね。
死ぬ少し前、音楽論の本を書こうとして、数ページ書いただけでやめて
しまったそうですけど、ショパンの音楽論というのを読んでみたかった
気もします。(まあ、そういうのを書きかけてやめてしまうあたりが
ショパンらしいのですけど)

> ショパンがピアノ以外の曲を書くのをやめたのは
> つまり下手糞だったからだというのはよく聴きますが
> それあんまりでないの?(笑)

私、以前から疑問に思っているんですけど、ショパンのオーケストラって
そんなに下手なんでしょうか。まあ、他の作曲家が書いたオーケストラの
曲ってあまり聴いたことがないので、詳しいことは言えないのですけど。
ピアノ協奏曲の序奏のところとか、オーケストラの部分だけを取り出せば、
そんなに悪くもないと思います。ただ、ピアノの部分が始まってしまうと、
オーケストラが完全に伴奏になってしまうので、ピアノとオーケストラを
組み合わせるのがうまくなかった、という感じはしますけど。

> 私は文句なしに4>1>3なんだけど
> (といっても、もちろん3番が嫌いなわけではなく、どれも好きですが)
> 2番をどこに入れていいか、判断つきません。

私は4>3>1でしょうか。もちろん、1番も大好きですけど。ただ、
2番をどこに入れるべきか迷うのは私も同じです。まあ、一般的な話と
して、他の3つと比べると人気がないのは確かなようですが。
ただ、ショパン自身は、自分の演奏会で2番をよく弾いていたみたい
ですね。気に入っていたんでしょうか。

> だからバラ2…いや何でもないす。

あ、そういうのは、もっと大きな字で書いた方がよろしいかと(笑)。

> > ミツキェヴィッチの詩からインスピレーションを得たということを
> > シューマンに語っていたと思いますが、
> 
> これも本当ですかねぇ。なんか私、この曲、
> シューマンの性格そのものを描いたような
> 気が以前からしてならないのですけれど…。

うーん、もしかしてシューマンの作り話?いや、シューマンなら
やりかねないかも・・・。

> 精神病院で寂しくイ短調で死にました(?)

この曲の最後をへ長調からイ短調に変更したのは、その辺を予想して
いたからでしょうか。あ、私もだんだん妄想の世界に入ってきた・・・。


私は素人ですので・・・ 投稿者:暇人  投稿日:12月 1日(日)12時06分04秒

よかな庵さん、こんにちは。

> あの、「この種」って、どの種…(^^;)

あ、「この種」ってのは余計だったかも。私は今まで、ショパンに限らず、
インターネットの掲示板とかよく見てましたけど、いつも読む専門で、自分で
書き込みしたことがなかったものですから。ただ今回は、みなさんの話が
面白そうで、思わず出てきちゃいました。

> いや、別に私はそんなつもり(?)はないので
> 気楽にお願いします。あんまり難しい話題ふられると
> 私のボロがでる(おい)

いえいえ、私もそんな難しい話をするつもりはないです。私はショパン関連の
本とかそんなにたくさん読んだわけではないですし、知識でしたら常連の
皆さんの方がずっと上かと。私のショパンの知識って、半分くらいは
「ショパン怪しい曲集」の掲示板で仕入れたものでしょうか(笑)。おまけに
ピアノを習ったことがないので、自分ではごく簡単な曲しか弾けませんし。
初登場でいきなり難しそうな話題から入ってしまったので、ちょっと脅かして
しまったかも。

> それにしても、じいさんの「怪しい曲集」の掲示板は
> 濃さと気楽さが、程よくマッチした(^^;)いいところ
> でしたよねぇ。

そうですね。「濃い」だけなら他にもあるかもしれませんが、「気楽さ」
というか、知識とユーモアのバランスが絶妙で、とっても楽しい掲示板
でした。あそこがなくなったのはつくづく残念ですが、でも、ここの
掲示板がその代わりになってきているような。


しかし、バラ2は… 投稿者:よかな庵  投稿日:12月 1日(日)01時12分30秒

なんかショパンのバラードのなかでも異質ですよね。
ちなみに、どこかの掲示板でバラードの好きな順が
話題になったことがあって、
バラ2の評価がバラバラだったような記憶があるなぁ。
だからバラ2…いや何でもないす。

私は文句なしに4>1>3なんだけど
(といっても、もちろん3番が嫌いなわけではなく、どれも好きですが)
2番をどこに入れていいか、判断つきません。

なんか確かに、ショパンとしては異質の
文学的描写的なものを感じるのですが、

> ミツキェヴィッチの詩からインスピレーションを得たということを
> シューマンに語っていたと思いますが、

これも本当ですかねぇ。なんか私、この曲、
シューマンの性格そのものを描いたような
気が以前からしてならないのですけれど…。

躁鬱を繰り返したあげく、自殺未遂をおこし、
精神病院で寂しくイ短調で死にました(?)
というシューマンの生涯のイメージが
私はどうしても思い浮かぶ(汗)

ショパンは、まさかシューマンに
「この曲はあなたの性格を描いたものです」
とはいえなかったのではないかと(笑)

↑いや、まぁこれは私の妄想でありまして
本気にされても困りますが(苦笑)
例のここにも、ミツキェヴィッチの詩にもとづいて書かれたことは
「はっきりしている」ようなことが書いてありますし…。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


れいばい 投稿者:よかな庵  投稿日:12月 1日(日)00時45分20秒

ショパンは根本的に、音そのものの意味を追求した作曲家で、
たとえ結果として出来た曲はロマンチックで
文学的想像をかきたてるものであったとしても、
ショパンが自ら甘く安っぽいロマンティシズムに溺れたり、
文学的な描写を意図的におこなうなんて
私には考えられないです。

確かに若い頃の作品には(オーケストラを伴う作品なんか特に)
臆面もなくロマンティックなものもありますが、
決して変に甘ったるいとか、わざとらしいなんてことはなく
すがすがしく気高さがあって、よいと思います。

ショパンがピアノ以外の曲を書くのをやめたのは
つまり下手糞だったからだというのはよく聴きますが
それあんまりでないの?(笑)

ショパンはもっと積極的に
ピアノ専門作曲家になったのだと思いますけど。
つまり、音そのものの意味を追求するためには、
オーケストラなんか使うことによって湧き上がってくる
ロマンティックな衝動が邪魔になったんだと
おもいますねぇ。その代償としてピアノ曲が
ロマンティックになってしまったのは
御愛嬌ということで(?)。

しかし、その葛藤をのりこえて、
チェロソナタなどを書き始めた後のショパンの作品を
つくづく聴きたかったな、と。死ぬのが早すぎだよ>ショパン

ローズマリー・ブラウン(でしたっけ?)にでも
登場願いますか…。作曲家の霊媒おばさん。
あの世の作曲家の霊がブラウンさんに乗り移って
生前書き残した作品の代筆を頼むそうな。
このおばさん、楽譜の書き方とピアノの弾き方を
リストの霊に教わったとかなんとか…(笑)

いや、でも、(聴いたことはないんだけど)
べた甘の曲ができるんだろうな、多分。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


諸般[ショパン]の事情… 投稿者:よかな庵  投稿日:11月30日(土)23時53分39秒

つづき…

>バラード
> どうしてどの曲も詩と関連付けて説明されるのか、不思議に
> 思ってました。やはり、空想たくましい学者の説というのが、
> いつの間にか通用してしまうんでしょうか。

まぁ、それだけショパンの曲がそれだけ聴き手の想像力を
刺激するほど魅力的ってことですかねぇ…。

ショパン自身は、自分の作品を文学的に解釈されるのが
非常に気に食わなかったようで、Op.2のお手をどうぞ変奏曲への
シューマンの文学的絶賛を「このドイツ人の空想にはまいった」と
切り捨てたり、ある出版社が勝手にタイトルをつけて
自作の出版をしたことに怒り狂ったり…

ところで、前者のエピソードは有名だとおもうけど
(うーん、とりあえずシューマンはショパンの名を世間に知らしめた恩人なのにねぇ^^;)
後者の話はどこで読んだのか思い出せない…。
ボレロOp.19の英版がSouvenia d'Andalausieだったというのは
あるけど、これかなぁ、違うかなぁ?
でも、変曲ボレロにむきになることもないような(笑)
記憶違いかなぁ?

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


読み耽ってました 投稿者:よかな庵  投稿日:11月30日(土)23時08分56秒

暇人さんの紹介してくださったこのページに読み耽ってました^^
うーむ、すごい。

…というか嗜好が私と…  ̄ー ̄

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


Op.61 投稿者:よかな庵  投稿日:11月30日(土)19時40分14秒

>暇人さん
いらっしゃいませ。伝説の「ショパン怪しい曲集」をご存知の方ですか。
…ということは、私の馬鹿カキコも見られてたというわけで…
あぁ、恥ずかしや…(汗)

> はじめまして。この種の掲示板には初めて書き込みします。

あの、「この種」って、どの種…(^^;)
もしかして、ふわさんとか、はやしさんとか、いまはなき
なついさんとか、じいさんとかの掲示板みたいところの
ことですかぁ(汗)

いや、別に私はそんなつもり(?)はないので
気楽にお願いします。あんまり難しい話題ふられると
私のボロがでる(おい)
それにしても、じいさんの「怪しい曲集」の掲示板は
濃さと気楽さが、程よくマッチした(^^;)いいところ
でしたよねぇ。

>ポロネーズ
> この曲、ポロネーズ集の楽譜には必ず載っていますし、
> ポロネーズ集のCDにも必ず入ってますから、分類上はポロネーズに
> なっているわけです。でも、そういう分類はおかしいんじゃないか、
> ということをSamson氏は主張しているんじゃないでしょうか。

あ、そういわれてみると、その通りですね。
というか、私にとってOp.61は(何て呼んでいいのか
わからなくなった(笑))特別な曲って感じなので、
なにに入っているかなんて
あんまり気にしてなかった(汗)

つづく…

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


ピアノがうまくなる物質(?) 投稿者:よかな庵  投稿日:11月30日(土)19時37分10秒

>アデノシンくりりんさん
う〜ん、ショパンのソナタを弾けるなんてうらやましい^^
私、どの楽章も弾けないので難易度についてはわからんです、ハイ。

あ、葬送行進曲は弾けるか(苦笑)
でもこの曲弾くのは憚られますねぇ。葬送なんてねぇ…
…というか、この曲有名過ぎるんですよね。
遺作の方の葬送行進曲(フォンタナ版ではOp.72-1でしたっけ?)
は遠慮なく弾けるのに(笑)

ちなみに、ショパンはフランス第4版の出版の際、
ただの「行進曲」に変更したそうです。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


Samson氏の講演について 投稿者:暇人  投稿日:11月28日(木)22時10分29秒

ショパン研究者のSamson氏の講演と、ショパンの晩年の作風について
話題が出ていたので、それについてちょっと触れてみたいと思います。
(私自身は、Samson氏という人は今回初めて知りました)

その講演って、以下のページに載っているものでしょうか。

http://www.ne.jp/asahi/fuji/nob/ongaku/fuga/021031.html

このページでも、なかださんの名前が出てきますね。さすがにショパンの
第一人者というか。

>あれ、イギリスでも「幻想ポロネーズ」なの?

欧米の国ではPolonaise-Fantasieだと思います。ただ、名前が
Polonaise-FantasieかFantasie-Polonaiseかというのはちょっと
別にして、この曲、ポロネーズ集の楽譜には必ず載っていますし、
ポロネーズ集のCDにも必ず入ってますから、分類上はポロネーズに
なっているわけです。でも、そういう分類はおかしいんじゃないか、
ということをSamson氏は主張しているんじゃないでしょうか。
それと同じようなことは、ここ数年、私もずっと思っていました。
「この曲は、幻想的なポロネーズというよりは、ポロネーズの形を
借りた幻想曲ではないか」ということを。まあ、ポロネーズ集の
楽譜やCDからこの曲を削除しろ、なんて極端なことは言いませんが、
Samson氏の主張はもっともだと思います。

あと、幻想ポロネーズは、当初は単に幻想曲になるはずだった、
というのは上記のページで初めて知りました。ショパン自身、
「何と名付けていいかわからない曲を書いている」とか言って
いたのは知ってましたけど。

もう一つ、バラードとミツキェヴィッチの詩の関連性について、
バラード第2番以外は学者の想像だ、という意見を読んで、
やっぱりそうか、と思いました。バラード第2番については、
ミツキェヴィッチの詩からインスピレーションを得たということを
シューマンに語っていたと思いますが、それ以外のバラードに
関しては、ショパン自身は何も言ってないのですよね。なのに、
どうしてどの曲も詩と関連付けて説明されるのか、不思議に
思ってました。やはり、空想たくましい学者の説というのが、
いつの間にか通用してしまうんでしょうか。

初登場で、いきなり長々とすみません。


初登場です 投稿者:暇人  投稿日:11月28日(木)22時02分55秒

はじめまして。この種の掲示板には初めて書き込みします。

私は以前からショパンが大好きで、名作はもちろん、怪しい曲にも
興味があり、あの伝説の「ショパン怪しい曲集」は欠かさず見て
いました。しかし、あのページがなくなったあと、ショパン関連の
適当なところが見つからず、しばらくショパン関連の話題からは
遠ざかっていました。最近、ちょっと暇な時間が多いこともあって、
パソコンに保存してあった「ショパン怪しい曲集」を久々に
読み返してみたのですが、これがやはり面白い。またショパン関連の
話題を読みたいなと思って、本当に久々にこのページを訪れました。
すると、いつの間にかショパンの話題で盛り上がっています。という
わけで、いつまでも読んでばかりというのも何なので、のこのこと
出てきました。ショパンについて、皆様の意見をいろいろ聞きたいなと
思っています。

またすぐ出てきます・・・。


うわっ!ほんとだ・・・ 投稿者:くりりん  投稿日:11月28日(木)20時25分37秒

なかださん、ごめんなさい勘違いしちゃいました。m(_ _)m
何、考えてたんだろ・・・。お恥ずかしい。

>アデノシンくりりんさん
この物質を体内に取り入れるとアホな発言が多くなるらしいです。(笑)

ピアノソナタって1楽章が一番難しく作られているものなんですか?
とあるピアノの先生がそんな風に言っていたもので。
例えばショパン、第3ソナタ。1楽章を発表会で弾いたのですが
どう考えても4楽章の方が激ムズですよね?
どこからそんな風に言われるんだろうとちょっと気になりました。


いけこせんせい 投稿者:なかだ  投稿日:11月28日(木)01時51分18秒

そういえばそういう方もいらっしゃいました。
わたし、じいさんにもいけこせんせいにも面識があるんですよねえ。
いまさらながらどうしているのか気になってしまいました。


漢字じゃないです(笑) 投稿者:なかだ  投稿日:11月28日(木)01時49分03秒

あの、わたし漢字でハンドルを書いたことは一度もないはずです。
仲田かもしれないし……

アデノシン三リン酸というのがありましたねえ。

ここ数日はショパンじゃなくって「武満徹全集」を買ってしまったのでそればっかり
聴いています。深夜に聞くと恐ろしい曲がいっぱい。

ムスメにピアノの件ですが、あまり才能がなさそうなのでねえ。


アデノシンくりりんさん… 投稿者:よかな庵  投稿日:11月27日(水)23時48分24秒

↑なんか、突然おもいついたオヤジギャグ(?)
こんな名前の化学物質か何だか無かったっけ?

> 濃い〜話の中にヒョッコリ入ってしまいますが・・・
> お2人の知識はすごいですね・・・さすがショパンオタクと言うだけあって

いえいえ、「濃い」とか「オタク」でダメダメなのは私、
なかださんは、「深い」とか「ショパンのスペシャリスト」なんで
私なんかと一緒にされては、なかださんに申し訳ないです、はい。

かの中村紘子女史にいわせると、ハウスカレーは
ダシとしょうゆで割ってカレーうどんにするのが
一番うまいそうな…。

…ところで、中田さんって…、なにゆえ漢字なの?^^;
なんか別人みたい…。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


ショパンオタク2人衆 投稿者:くりりん  投稿日:11月27日(水)19時09分22秒

濃い〜話の中にヒョッコリ入ってしまいますが・・・
お2人の知識はすごいですね・・・さすがショパンオタクと言うだけあって
本当に勉強になります。私の知識なんざ石コロ並み。
ピアノを弾くものとして、とても恥ずかしい限りです。ボ〜←赤面
じいさんといけこ先生のHPが無くなってしまってから、ショパンやピアノの話を
聞く(読む?)機会が少なくなってしまったので、こうしてまた知識を吸収させて
もらえるなんて嬉しいぃぃ〜〜!おっと、落ち着け。(*^^*)

>う〜ん、くりりんさんの演奏も聴いてみたいけど
くりりんさんのつくるカレーも食べてみたい…^^

ほほほ・・およしになった方が(どっちを?)

>甘ったるく
>で、当のショパンはこれが我慢ならなかったのですね。
>なんか、ショパンのこの気持ち、私はヒジョーによく分かるような気がします。
>何故かわからないけど。

私もショパンのこの気持ち分かるような気がするとともに、何故かわからないけど
そう思うよかさんの気持ちも分かるような気が・・・(な、なに言ってんだ?私???)

>中田さん
お嬢さんにピアノを習わせたいとやっぱりお考えですか?


ノクターンOp.9-2 投稿者:よかな庵  投稿日:11月27日(水)02時20分48秒

> 甘ったるく
> で、当のショパンはこれが我慢ならなかったのですね。

なんか、ショパンのこの気持ち、私にはヒジョーによく分かるような気がします。
何故かわからないけど。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


なんか前の私のカキコ、文意不明… 投稿者:よかな庵  投稿日:11月27日(水)02時15分39秒

…まぁ、いいや。

> 私と勝負しますか(笑)?

むり。絶対無理。なにがなんでも無理。
神に誓って無理。バッハとモーツァルトとショパンに誓って無理。

いやまぁ、私は単なるマニアとしてだけであって…。

なかださんほど、ショパンの作品に対して
豊富な知識と深い理解と共感をもって
語ることのできるひとって他にいないと思ってます。
世界中のショパンの専門家のなかにも。
いや本気で、お世辞とかでなく(^^)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


なんか最近狂ったようにカキコしてます… 投稿者:よかな庵  投稿日:11月27日(水)02時00分18秒

> ポロネーズファンタジー

そういえば、昔じいさんのところで、たむぅさんが
50年くらい前の本をみたら「ポロネーズ幻想曲」とかいてあった
とか書かれてましたねぇ。
いつ頃から「幻想ポロネーズ」になったのでしょう。
あれ、イギリスでも「幻想ポロネーズ」なの?

> ショパンがあの先生きながらえていたら
ほんとに…。たとえばショパンが100歳まで
生きていた、なんて考えると興奮しますねぇ。
1910年ですぜ、1910年。

ポロネーズファンタジー、舟歌、チェロソナタなど
聴くと、ショパンの音楽の頂点だと感じると同時に、
まだまだある意味習作段階というか…なんていったらいいのかな
ショパンが少なくともあと10年ほど生きていたら確立したかもしれない
音楽の新境地というか、超ショパン(?)というものがありまして、
その一部分をチラリと垣間見せたと思った途端
おっ死んじまったもどかしさというか、口惜しさというか…を感じます。

ショパンほどの才能の持ち主は、
数世紀に一度はあらわれるかも…とも思うけど
それを超える存在は未来永劫あらわれないだろう…と……。
失われた才能のことを思うと、なおさらやるせないのですね…。
ショパンがあと10年生きてくれてたら…。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


ショパンオタク 投稿者:なかだ  投稿日:11月26日(火)19時07分02秒

>自分ではショパンオタクを極めた(^^;;;)とおもってた

私と勝負しますか(笑)?

先日初めて知ったのはショパンがチェロソナタの次にヴァイオリンソナタを書こうと
していたということ。1ページだけ自筆楽譜が残っているそうです。
この話はイギリスのショパン学者Jim Samsonの講演で最近述べられたそうです。
彼は名著The Music of Chopinという学術書を書いていて、私はこれをずいぶん
以前に原書で買って読みました。後年私がオックスフォードに出張した時に
そこの本屋に彼の著作がずいぶん並んでいたのを覚えています。

彼のショパン論は私がそれまで感じてきたことを裏付けるもので、この本は
今の私のショパン感の形成に大きく寄与してますね。
ところでヴァイオリンソナタが意味するもの、それは彼が晩年作曲のジャンルを
積極的に広げる意欲を持っていたことの証明にほかなりません。
20歳代前半までにいくつか見られたピアノ以外のジャンルやピアノ曲にしても
変奏曲、ロンドなどという作品群は20代後半から影を潜め、もっぱらピアノの
小品中心に創作を進めてきたショパンですが、30台半ばになった晩年、
子守唄、舟歌、ポロネーズ・ファンタジー(これはSamson先生によればあくまで
ポロネーズファンタジーという曲名であって、幻想ポロネーズとしてポロネーズ
に分類するからおかしくなるとのこと)、チェロソナタ、などとどんどんこれ
まで手がけなかったジャンルの曲を作るようになるわけです。
そして、その先があったはずだと。死がすべてを中断してしまったというわけ
です。これはドビュッシーが晩年急に室内楽ソナタを作曲しだしたというのに
似ています。ショパンがあの先生きながらえていたら、ロマン派室内楽の様相は
かなり様変わりしていただろうというわけです。少なくともシューマンの室内楽を
凌駕したのではないか。現に今残されたチェロソナタを見ても、だいぶブラームス
の室内楽に影響を与えている形跡があるようです。


ショパンといえばノクターン 投稿者:なかだ  投稿日:11月26日(火)09時08分02秒

よかな庵さん:
>「Chopin」に関しては、とにかく当時の人々には
>ノクターンが強烈に印象的だったということに
>過ぎないのかもしれないとも思ったりして。

そのとおり。若きショパンがパリに出て作品を出版したところ、まずノクターン
が圧倒的な人気だったのは事実。町をあるけば良家の子女がつたない指で甘ったるく
例の「作品9−2」をのったりと弾く音がショパン氏の耳にもいやおうなく入って
くる。で、当のショパンはこれが我慢ならなかったのですね。さて、彼はどうしたか。

ショパンはこの作品にものすごく多量の装飾音符を書き入れたバージョンを作った
のですね。ウィーン原典版にその一端が見られますが、それ以外にも「弟子からみた
ショパン」という本に出ている最後のど派手なカデンツァがあります。
ショパンがこのようなバージョンをあえて作った理由は、上記の本によれば、
「並みの力量のピアニストには弾きこなせないような異稿を作ることでショパンは
この作品の流行を防いだのであった」とあります。
恐ろしや、ショパン。


プレリュード 投稿者:よかな庵  投稿日:11月26日(火)01時49分23秒

「トリル」は結局Kallberg氏の作品と言ってもいいということ
ですかねぇ。ま、どっちにしても演奏を聴いた限り、あんまり
興味はわかないですね。「ショパン関連」という以外には。

ところで、私がショパンに目覚めたのはプレリュードがきっかけでした。
あれは小5の頃だったかな、叔母に貸してもらった
プレリュードOp.28全曲のテープを夢中になって
それこそ擦り切れるほど何回も繰り返し聴きました。
当時は(いや今もだけど)これを聴いてショパンをむやみに尊敬しましたね。
うぅ、まさか同じ年齢になるとは…。確か26でしたよね、ショパンがプレリュード作りはじめたのって。

はじめに買ったショパンの楽譜もプレリュードだったなぁ…

…あ、全音の「プレリュードとロンド」です(^^;)
この解説に例のなかださんもご存知なかったほど怪しいことが書いてあったんですネ…ははは。

ちなみに、買って真っ先に弾いた曲というと…e moll,h moll,A dur,c moll…当然ですね(^^;;)
↑というかこれしか弾けないというか…

その次に衝撃を受けたのはポロネーズOp.44、幻想ポロネーズ…。

もうそこからは止められませんです。ショパン怪しい曲集まっしぐら…。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


ここにはシューマンファンはひとりもいないの?(^^;) 投稿者:よかな庵  投稿日:11月26日(火)00時55分29秒

シューマン氏、散々な言われようですねぇ。
…ところで、気が付いてみたら、「謝肉祭」を
作曲したときのシューマンって、実は私より年下なんですね。
24?25?…うーむ…。

シューマンにとっての不幸は、同世代にショパンという
とてつもない大物がいたこと…と私はおもうんですけど、
実際のところ、当時の評判はどんな感じだったんですかね。
アルカンとかいうヘンなヒトが有名(?)だったというのもあるし
時代というのも分からんものですねぇ。
…そういえばバッハも存命中は息子(どの息子?(笑))のほうが有名で
「大バッハ」と呼ばれていたのはJ.S.じゃなくて息子のほうだったという
話もどこかで聞いた気もするし(うろ覚え)

「Chopin」に関しては、とにかく当時の人々には
ノクターンが強烈に印象的だったということに
過ぎないのかもしれないとも思ったりして。

この前、楽譜やでフィールドのノクターンを立ち読み
…立ち聞き ←なんかちがうな…
したんですけど、なんかこちらに近い気がしますねぇ、「Chopin」は。

「Intermezzo-Paganini」は、ちょっとショパンの遺作プレリュードを
思い出しました(なんでだろ?)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


悪魔のトリルなど 投稿者:なかだ  投稿日:11月25日(月)10時03分05秒

「悪魔のトリル」プレリュードについてはこれを発掘した学者(J.Kallberg)の原論文を
手に入れて読んでみました。あのショパンのメモからこういう曲を再現したのには
ちょっとその手法に無理があると思いました。右手の音型がショパン的でないの
ですが、それはショパンの省略記譜法を誤って再現したからだと考察し、私なり
の別の再現版を作りかけましたがばからしくなってやめました。

シューマンの謝肉祭、私は「シューマンの中では」好きな「ほう」といったまで
です。あくまで相対評価ね。シューマンのピアノパートで一番すばらしいのは
「詩人の恋」の伴奏か「ピアノ五重奏曲」のいくつかの部分かなあ。
要するに自分は本来ピアノに向いていないのに懲りずに10年もピアノ曲ばかり
書き続け、クララと結婚して有頂天になってやっと自分には歌があると知るや
いなや、今度は歌ばっかりこれでもかこれでもかと作り続けたへんな人なわけ。

「馬鹿っぽさ」についていえば、謝肉祭のほうが上かもね。作曲者本人がどこ
まで自覚していたのかなあ。私もあのChopinは何がショパンか!と言いたいの
ですけれど、ただ最後のほうの転調にちょっとはっとさせられることは事実です。
それより「謝肉祭」だとパガニーニのほうがおもしろい。


ショパン怪しい曲集… 投稿者:よかな庵  投稿日:11月25日(月)00時42分36秒

この前、下田幸二著「聴くために弾くために ショパン全曲解説」((株)ショパン)
という本を買ったんですけど…

「アレグレット」嬰ヘ長調が、実はエキエル氏による縮小版で
本当は159小節もあったという私には初耳の話が…

これとは別の話ですけど…、
「悪魔のトリル」プレリュードというヘンな曲の音源も聴いたけど
これ本当にショパン?どんな経緯で出てきたのかしら?

自分ではショパンオタクを極めた(^^;;;)とおもってたけど
まだまだ知らないことばかりですねぇ。
つくづく、じいさんのページが消えてしまったのが惜しまれます。

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


カレーなる大円舞曲… 投稿者:よかな庵  投稿日:11月25日(月)00時16分59秒

> 最後の「ペリシテ人とほにゃらら・・・」は馬鹿っぽさ全開で
> 結構ストレス発散にはなりました。まぁ、ピロコ先生のCMのおかげで
> この曲をしている間カレーを作ることが多くなりましたけど。(~m~)単純・・

う〜ん、くりりんさんの演奏も聴いてみたいけど
くりりんさんのつくるカレーも食べてみたい…^^

ところで、「ギャロップ・マルキ」と比べて、どっちが馬鹿っぽいですかねぇ。
なんか、シューマンのほうがより馬鹿っぽい気も…^^;

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


何故こんな話題で盛り上がる?(笑) 投稿者:よかな庵  投稿日:11月24日(日)23時58分03秒

大風くと、おけ屋が儲かるってか?
意味不明^^;

自分が死んだときに流してもらう曲、ラヴェルの「絞首台」なんかも
なかなか悪趣味でいいかもしれない…(おいおい)

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


だぶるふらぁ〜っと..... 投稿者:くりりん  投稿日:11月24日(日)16時34分04秒

こうしてよかさん、中田さんとピアノの話をするのは久しぶりですね。
とってもと〜っても嬉しいです。

シューマンの曲は譜読みはそれほど大変ではないのですが、弾くとなると
弾きにくいことこの上ないものが多いですね。さすがにピアノを良くわかっていない人が
書いたという感じがします。当分は弾かなくていいや・・・いや、ホントに。
「謝肉祭」は全部ぶっ通しで弾いたのではなく、重要なものだけ抜粋しました。
だって〜こんなもんわざわざ・・って曲もあるし。
(よかさんが言う通り「Chopin」はけしからん!ハイ、賛成〜ここにも1名)
スフィンクスは弾いても聴いてもあんまり意味ないですね。私も弾きませんでした。
(・・というよりですね、あまりにも短くて最初は見逃してました。^^;相変わらずバカです)
版によっては「弾くべきではない」という注釈もついているようで・・。

>スカっと馬鹿っぽくて・・・
最後の「ペリシテ人とほにゃらら・・・」は馬鹿っぽさ全開で
結構ストレス発散にはなりました。まぁ、ピロコ先生のCMのおかげで
この曲をしている間カレーを作ることが多くなりましたけど。(~m~)単純・・

今は発表会の他に、年1度演奏会にも出没しています。
フォーレはその時にのせようと思っていますが、今まで聴くことはあっても
手をつけたことはないからどうなることやらですね〜(曲はヴァルス・カプリスです)
夜想曲、即興曲、バルカローレいずれは手をつけて玉砕(?)したいと思います。

今から「遺言」ではないけれど、そうだなぁ・・私だったら死んだ時に流してほしい曲
ラヴェルのト長調・第2楽章ですかね〜(間違ってゴジラの方を流され・・・略)
棺おけには楽譜をギッチリ詰めてほしいし、あ、ピアノも一緒に焼いてもらおうかな。ウキウキ
葬儀の話をしていて夢が広がるってのも変・・・。(ボソ)

寒い日が続いていますが、皆さんピアノは弾いても風邪はひかないように。^^
よかさんは早くよくなりますように。ではでは・・・。

いかさん、仕事頑張っているようで何よりです♪






「謝肉祭」といってもいかさんの新曲のことではナイ^^; 投稿者:よかな庵  投稿日:11月24日(日)00時11分17秒

> 謝肉祭ですか。弾きにくい曲ですね。聴いてる分にはスカッと馬鹿っぽくてわりと
> シューマンの中では好きなほうです。

…そうっすか?私は好きじゃないですねぇ
…というか、シューマン自体、あまり私は興味ナイ…^^;;
「クライスレリアーナ」くらいは、まぁまぁいいかなってところ。
「謝肉祭」の中では、12曲目の「Chopin」あれ、けしからん!(笑)
ショパンに失礼ではないかと私は思うのでありました。

ところで、くりりんさん、謝肉祭の「スフィンクス」って
実際に弾くものなのでしょうか?(^^)

ラフマニノフが、不気味なトレモロで弾いていた記憶はありますが…。

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ふらぁ〜っと…しゃーぷ… 投稿者:よかな庵  投稿日:11月23日(土)22時47分13秒

↑ちがうってば。

くりりんさんだ!
いや、わたし元気でないのヨ。
風邪がしつこくてねぇ。
…だからといって、例のごとく作曲が狂ったように進ん…
でるというわけではないです(^^;)

曲といえば、今いかじゅうさんの編曲してるんで、お楽しみに!
(完成は何年後になるかわかりませんが…)

えーと、フォーレですか。私の好きなのは夜想曲6番と13番かな。
あと、高校生のころは、夜想曲8番を
よく指慣らしとして弾いたものですが…
今は全然だめですね。もつれちゃって(^^;)

> チェロソナタにしてもらおうか。
お、名案ですね。まだ私は死にたくありませんけど(苦笑)
私は、ベートーヴェンのソナタOp.111なんか良いかも。

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無題 投稿者:なかだ  投稿日:11月22日(金)14時52分05秒

あ、くりりんさん、お久しぶりです。
謝肉祭ですか。弾きにくい曲ですね。聴いてる分にはスカッと馬鹿っぽくてわりと
シューマンの中では好きなほうです。
フォーレでしたら私は断然夜想曲の6番が好き。あと同じく夜想曲の3番だったかな、
いまNHK教育TVのN響アワーの終わりに流れるやつ。
私の母が就職して初めてのボーナスをはたいて買ったのがフォーレのレクイエムの
SP盤だったそうで、今でも死んだらフォーレを葬式で流してくれと言ってます。
父はシューベルトのロザムンデを葬式で流してほしいそうです。
私は無論ショパン。ただ、ソナタ第2番第3楽章はあまりに月並みだからなあ、
チェロソナタにしてもらおうか。
あ、それともラフマニノフの合唱交響曲「鐘」の最終楽章がいいなあ。
最後の終わり方が、何度聴いても泣ける。

よかな庵さん>
過去ログ大王だけじゃなくって、他掲示板覗き見大王もですか(笑)。
妹とは音楽の趣味はよく合いますね。ただ私のほうがよっぽどマニア度は高いです。


ふらぁ〜っと・・・ 投稿者:くりりん  投稿日:11月19日(火)23時36分19秒

皆様、本当にお久しぶりです。(@@キョロ@@)キョロ
最近、PC覗く事が少なくなっちゃって・・・
ふら〜っと来て見たら、よかさん、いかさん、中田さんがいらっしゃったので
ついついカキコしてしまいました。お元気そうで何よりです。

ピアノはシューマン「謝肉祭」を終え、今度はフォーレをやりますです♪
今日はゆっくりできないので、また今度来てみますね。ではぁ〜さいなら〜!


ルル参上…(?) 投稿者:よかな庵  投稿日:11月19日(火)03時30分04秒

風邪、ちっともよくなりません…。

> 先日結婚披露宴で久しぶりにピアノの腕前を披露しましたが、なかなかどうして
> 感性はにぶってないな、なんて自分で満足してます。

演奏曲目は?

んん?コントルダンス!?

…を演奏したのは、なかださんじゃないのか、残念(笑)
しかし、その、よりによって結婚披露宴でコントルダンスを演奏したピアニストって一体…
じいさんのページのファンだったのかな?

もしかして、なかださんの演奏曲目は、幻想マルキだったりして。

いや、ま、冗談ですけど。
妹さんのフルートの伴奏をされたのですね(^^)
ところで、妹さんもショパンマニアなのでしょうか?
それとも、シューベルト
それとも……(^^;)

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無題 投稿者:なかだ  投稿日:11月18日(月)12時54分53秒

よかな庵さん>
またまた過去ログ大王ぶりを発揮なさっておいでのようで……
私の合唱曲については、すべてよかな庵さんの記憶の通りでございます。

先日結婚披露宴で久しぶりにピアノの腕前を披露しましたが、なかなかどうして
感性はにぶってないな、なんて自分で満足してます。


朝だ徹夜 投稿者:よかな庵  投稿日:11月16日(土)19時10分01秒

えっと、忘れてた。

私は名前を聞いたことのあるだけで全然しらないんですけど
実在の作家のようです。阿佐田哲也。
その漫画というのも、このひとを元にしてるみたい。

阿佐田党武大派
http://www.ronax.net/asada/

http://www.d4.dion.ne.jp/~akosan/jb/j_index.html


がはげへごほ! 投稿者:よかな庵  投稿日:11月16日(土)19時04分40秒

風邪ひいてます。皆さんもご注意を…。

ども、いかじゅうさん!
医科カンでは下らないことばっかカキコしてすいません(^^;)

なかださんは、御自分の指導している合唱団を騙して(^^;)
自作の合唱曲を歌わせたことのあるほどの
作曲の腕前だそうです。ぜひその曲を聴いてみたいですねぇ。
作曲者名は適当な名前を、自分の名前を元に考えだしたそうな。
(…私の記憶違いかも…どこで聞いたんだっけ…)

くりりんさんは、作曲はされないんじゃなかったかな。
ピアノ演奏は、すごい腕前のようですけど。

DTMマガジン、いったい掲載何曲目でしょう(^^)
とにかくすばらしい…、おめでとうございます!

ワルツ全然進みません…ところで、最初は「卒業式」を
再アレンジ(?)しようかとも考えてたんですよ。
でも難しかったのでやめました。
自分の旋律が入っているから編曲しやすいとか
そういった単純なものではないらしいです(汗)

「聖夜の晩餐」ワルツも、何だかこの私が
勝手にアレンジしちゃうのも恐れ多い…。
いかさんの原曲の、まばゆいばかりの
クリスマスの描写なんか、とても私に真似
できるものではないのでねぇ。
私がそもそもいかさんタイプの作曲者ではないのが
根本にあるのですが…。

…というわけで、例によって怪しげな和声や半音階進行の
音の組み合わせによる実験場と化しています
(ちょっとなかださん好みかも^^;)
いかさんの曲を台無しにしてしまわないかというのが
ちょっと心配ですが…まぁ、原曲がいいから大丈夫でしょう(^^)
いいアレンジができるように頑張ります。

「ジングルベル」や「社会生活」を合体させるお遊びなんかも
考えてたりして…(滅茶苦茶ワルツ・クリスマス編?^^;)

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お久しぶりです 投稿者:いかじゅう  投稿日:11月 9日(土)09時12分05秒

 よかなさんお久しぶりです。
くりりんさんがいるかなぁと期待した私ですが...う〜ん残念...
 そういえば私のMIDIで一番注目されるのが卒業式なんですが
やっぱりあのSong for Ikajyuのメロの印象は強しってとこです。
 勝手にメロディを拝借してしまったのは申し訳ないのですが、
あの曲のジーンとくる刹那さは本物ですね。
 バラードでもあの26小節あたりの語りかけるような旋律も
お気に入りでジーンと来るんですよねぇ.....
 う〜む...これではよかなさんの立場とは別にワルツを楽しみに
しないわけにはいかないじゃないですか(^^;

 あとひそかにくりりんさん、なかださんの作品も見たいなぁ....

 余談ですが、最近またDTMマガジン(今月のやつ)に載ってました。
その他の作品欄が消えたため繰り上がるような形でコメント欄に載った
ってとこでしょうが、それはそれでうれしい気分(^^;

<アサダテツヤってあの某麻雀マンガの主人公???
あの漫画はイカサマを真剣にやっているので好きです。
(違ったらすいません(汗))


アサダテツヤ 投稿者:よかな庵  投稿日: 9月23日(月)07時08分49秒

う〜む、徹夜してしまった。私なにやってんだろ。
とりあえずここまでできました。

…これをどう弾けっちゅうんかね^^;

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Windows XP SP1快適です 投稿者:よかな庵  投稿日: 9月22日(日)22時38分03秒

題名とは関係ありませんが。
楽譜作成に行き詰って途方にくれとります…。

ここまではよかったけど、こんなんどうすりゃいいんだろか(苦笑)

…あと2ページほどで目出度く完成なんですけどねぇ。

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おやおや 投稿者:なかだ  投稿日: 9月 2日(月)14時18分29秒

ついにtcupですか。
まずはちゃんとした掲示板の復活おめでとうございます。
ではさようなら。


時間が… 投稿者:よかな庵  投稿日: 9月 1日(日)05時46分42秒

では、おやすみなさい。
なかださん風

…なんかちがうな…むむむ。


寝ぼけてます(^^;)

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とりあえず復活させました 投稿者:よかな庵  投稿日: 9月 1日(日)05時27分08秒

過去ログ

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