自称感想大魔王としていろいろなMIDIを聴き歩きしている
私は様々な自作に触れてきましたが、その内様いかんにせよ
すべて同じだと思ってます。何故なら「MIDIを作る人」という
共通点においてお互いの作品を理解し評価しあう関係で成り立って
いるからです。ここで実際の音楽の世界と違う点というのは
ずばり「能力の評価」ではないということです。
実際の芸術の世界は実力なしではやっていけませんが
こういった個人レベルにおいてはそういったことは無意味だと
思っています。そもそも学校などのクラブなどで行われている事柄は
実力があるからやっているのではなくあくまでも同じ目標や
共通項のある仲間がお互いを認めあうことにより関係を深めるためであり
個人レベルにおいての実力の評価なんていうものは存在しません。
であるからして作品の完成度が低いなどという理由で、作品創造を
中断したりするのはおかしいことだと考えられます。
「好きだからやる」「やりたいからやる」でいいと思います。
そこで相手なりの反応などがあればそれはそれで面白いでは
ありませんか、それでお互いの理解が得られるわけです。
結論として相手の自作MIDIをその完成度や能力のみで
評価していたとしたら、相手のその作品に対する内なる心情など
絶対に見えてきませんしそれはそれでむなしいだけです。
事実、作品として完成度が高いものはなかなかありません。
やはり、プロには到底かなわないものがあるからです。
でも、そういった趣味レベルの範囲には完成度たるものは
ほとんど評価に値しません。その作品を観ることにより得たもの
の方が何倍も大事です。それは親しみがないプロの作品には
ないことです。
|